ガンダム水星の魔女第5・6話感想

ガンダム水星の魔女第5・6話感想

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今回は第5・6話をまとめて感想を述べていきます。

 

 

この2つのエピソードはペイルテクノロジーのエランについての話となりました。

 

 

スレッタにちょっとずつ近づきポイントを稼いでいるエランですが、どのような展開となるのでしょうか?

 

 

✓今回の流れ

  • 第5話のあらすじ
  • 第5話の細かい流れ
  • 第6話のあらすじ
  • 第6話の細かい流れ
  • 感想と考察

 

 

このような流れでいきます。

 

 

まずはあらすじと流れ(ネタばれあり)を確認し、感想・考察へいきましょう。



第5話「氷の瞳にうつるのは」


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公式のあらすじ

ペイル・テクノロジーズがエランを利用して、エアリアルの秘密に迫ろうと画策する。なぜか自分に優しく接するエランのことが、スレッタは気になっていた。そんな中スレッタはある日、エランから外出の誘いを受ける。

 

 

第5話あらすじ(ネタばれあり)

 

・エラン、1対3の決闘

エランは決闘にてモブ敵3体をすげなく破壊。一方ペイル社では、エランは強化人士4号と呼ばれ、GUNDフォーマット搭載による有害物質を排したと思われるエアリアル、そしてそのパイロットのスレッタを調査するように決定がなされていた。

 

 

・地球寮にて

交流を深めるスレッタと地球寮の面々。エアリアルのミステリアスさに拍車がかかり、スレッタの父は死亡していることが明らかになる。そこでスレッタにエランから着信、地球寮メンバーはエランについてスレッタに教える。

「マネキン王子は無表情ですけど、それがイイって子も多いんですよ~」

 

 

 

・母とスレッタ

通信で母に相談するスレッタ。通話後、プロスぺラは側近にペイル社からスレッタへのコンタクトを告げられる。一方ペイル社ではエアリアルの謎に迫ろうとエランが動いていた。

「彼女は、僕と同じ(強化人士)かもしれない。」

 

 

 

・デート

ミリオネがデートをやめろと叫ぶ中、スレッタは出かけていく。

「ロミジュリったら許さないんだからね!」

スレッタとエアリアルについて様々な質問をするエラン。誕生日を聞こうとするスレッタにエランはお願いをする。

「ガンダムに僕を乗せてほしい。」

エランはガンダムエアリアルに乗り、GUNDフォーマットの課題を克服したのは「機体の方」ということを確信する。そしてスレッタに対して絶望するのだった。

「君は僕とは違う。鬱陶しいんだよ、君は。」

 

 

 

・グエルとの決闘

豹変したエランと困惑するスレッタ。

直後デート現場に乱入したグエルは、成り行きでエランと決闘することになる。

エランは新型の「ファラクト」を使用。これは明らかにガンダム型モビルスーツであり、ペイル社も「魔女」と呼ばれるバナディーズの生き残りエンジニアを保有していたのだった。

グエルは操縦で善戦するも、ファラクトの新型兵器で勝利するエラン。

エランはさらにスレッタにガンダムエアリアルをかけて戦うように要求するのだった。



第6話「鬱陶しい歌」

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公式のあらすじ

エランとの決闘を承諾したスレッタ。エランの豹変した態度に、彼女は戸惑いを隠せない。決闘の場所はフロント外宙域。推進ユニットを持たないエアリアルは、機体の増強を余儀なくされる。

 

 

 

第6話あらすじ(ネタバレあり)

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・ヴァナディーズの意思

ペイル社の魔女ベルとレディプロスぺラ。エアリアルを「かわいい娘」とのたまうプロスぺラ。

誰との通信なのか。エアリアルが娘とは。

 

 

・序盤

ミリオネはスレッタが勝手に決闘を約束したことに憤慨するも、地球寮の面々とともにエアリアルの宇宙戦闘装備の増強に協力することとなる。

一方、三度の敗北を喫したグエルはジェターク寮を追い出されるのだった。

 

 

・ペイル社

エランはエラン本人のコピー(4号)であることが明かされる。

顔も変えられ市民権も持たない強化人士。それが学園に暮らすエランだった。

学園生活を通じてホルダーになれば、顔も戻され市民権も得られる。

 

 

・決闘前夜、スレッタ、ペイル寮を訪れる

エランの言動に納得がいかないスレッタは、エアリアルの宙域実験を終えた足で、ペイル寮を訪れる。騒然とするペイル寮。呼び出しに応じないエランにスレッタは館内通信で歌声でよびかける。

「ハッピーバースデイ・トゥ・ユー♪」

「帰ってくれ」

決して納得したわけではない。

しかしスレッタは己の中に一つの決心をしたのだった。

 

 

・決闘

いよいよ決闘が始まる。

「私が勝ったら、エランさんのことを教えてほしい、です。」

自分の感情に踏み込んでくるスレッタに苛立つエラン。

ファラクト対エアリアルはガンビットと機動性の極地のような戦いを見せ、次第に熾烈を極めていく。追いつめられるエアリアル。そのとき、エアリアルから放たれたガンビットは尋常ならざる動きと不思議な光を見せ、エランは敗北するのだった。

決闘後、エランはスレッタに敗北する中で見た幻を語る。

「忘れていたけど、僕にも誕生日を祝ってくれる人がいたんだ。」

 

 

・エンディング

校庭でエランを待つスレッタ。

しかし、エランはその場を訪れることはなかった。

「待ってください!4号には経験があります!」

「使命を果たせない強化人士に次はない。早く次を用意して。」

 

 

「、、まだかなぁ、エランさん。」

 

 

 

感想と考察


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ということで第5話、第6話でした。

「エピソードエラン」という形でまとめて2話分を思い返してみました。

 

 

エランは最期エピローグで「廃棄」となってしまいましたが映像の上では生死の明言はありませんでしたが、今後の流れは気になるところです。それでは物語内部で見られたシーンを元に考察をしていきましょう。

 

 

ガンダムエアリアル

今回、ガンダムエアリアルがガンダムファラクトに勝利を収めました。同じガンダム型のモビルスーツでありながら、エアリアルには何か特別な権能を感じます。ここでエアリアルについて気になる点をいくつか挙げていきましょう。

・最新型で特別な機体性能

・ガンビットの動き

・エランが見た謎の子ども達の幻

・パイロットがパーミットの影響を受けない

・スレッタが感じた声とは

このようなところになると思うのですが、とにかくエアリアルには謎が多い機体です。

5,6話はとりわけエアリアルだけがクリアしている人体への負荷物質「パーミット」との関係性は今後の物語の展開に大きく関わると思っています。

 

 

パーミットを超克したエアリアル

もともとGUNDアームは宇宙で生活する上での身体拡張のための機材だったわけですが、兵器転用する際にモビルスーツ導入の点で問題になったのが「パーミット」でした。

 

 

エランもこの「パーミット」を多く使うことでファラクトとの連携を高めています。

翻ってエアリアルですが、操縦する際にこのパーミットの人体負荷を今のところ全く感じさせません。

 

 

エランの顔に見られる模様も、スレッタには全く出ないですよね。

エランがエアリアルに乗った際にも負荷は描写されませんでした。

つまり、パイロットに対するパーミットの負荷は、エアリアルの中の「何か」が肩代わりしていると考えることが出来ます。

 

 

ちなみに前作『機動戦士ガンダム鉄血のオルフェンズ』では脳だけになったライバルがモビルスーツを動かしていましたが、

「非人道的な実験と開発が繰り返された結果の完成品がエアリアルなのではないか」

という嫌な想像をしてしまうのです。

 

 

声・子供達とは

さらに先ほどの内容をプロスぺラとスレッタのセリフで補強することができます。

プロスぺラ

「エアリアルは負けないわ。私たちのかわいい子どもですもの。」

 

スレッタ

「エアリアルは、家族です。」

 

さらに、以前紹介した小説『ゆりかごの星』はエアリアルの視点で妹を慈しむような目線でスレッタの成長を眺めていました。

 

 

さて、そもそも、ガンダムは機械であり、兵器です。

感情を持たせるような表現は、普通されません。

 

 

また、エランとの決戦の最後、ガンビットの光の中で一瞬ですが子供たちの笑い声が響きましたし、スレッタも「いつもより声が聞こえた」という発言をしていました。

その上、後でも降れますが、エラン4号はペイル社で完全に使い捨てにされていました。つまりこの世界では、子供の命は割と使い捨ての駒ということなのです。

 

 

よってエアリアルの設備にも「人間そのものが生体機材としてどこかで使われている」のではないかと考えることが出来るのです。

 

 

プロローグでガンダムを上手に動かしていたエリクトのクローンがスレッタで、エリクト自身は実験を続ける中でエアリアルと同化してしまったようなことも考えられるかもしれません。それであれば「兄弟姉妹のよう」という表現にも納得がいきます。

 

 

とにもかくにも、エアリアルにはかなり闇の側面がありそうですよね。

ノーリスクであのガンビットの動きは、やっぱりおかしいですよ。

今後もしっかり見ていきたいです。

 

 

エランの生死

第6話ではエランが処分されてしまうショッキングなシーンでエピソードが終了しました。直接の描写はなかったので、個人的にはメカニックの人が恩情で生かしてくれると信じていますが、どうなんでしょうかね。

 

 

『新世紀エヴァンゲリオン』でも綾波レイが似たような末路を辿っているだけに、非情に心苦しいところです。

 

 

あっさり重要人物が死んでしまうところに「そうだ、これはガンダムなんだ...」とぶん殴られたような気持ちになりました。

 

 

今後出てくるエランが4号なのか、5号なのか、はたまた本物のエランなのか、誰が出るのかによって話の展開が大きく変化しそうです。もし仮に4号くんがそのまま出てきたら、スレッタの心強い味方になってくれそうですね。

 

 

まとめ


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さて、5~6話をまとめて振り返りました。

 

 

物語世界が少しづつ見えてきた反面、まだまだ奥深いです。言っても1クールの前半戦ですからね。

 

 

7話はどうなるんでしょうかね。エランの件でスレッタが闇落ちしちゃうのか、それとも何か別の事件が起こるのか。あのラストの通りだと、今まで通りのエランはもういない訳なので、どういうドラマになるのか検討もつきません。

 

 

総集編を1週はさんでの第7話になります。

みなさんもいっしょに楽しみましょう。

 

 

 

それでは。

 

 

 

 

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