【ネタバレあり】劇場版機動戦士ガンダムSEED FREEDOM感想【レビュー】

【ネタバレあり】劇場版機動戦士ガンダムSEED FREEDOM感想【レビュー】

 

今回は映画レビューです。

今回の映画は『劇場版機動戦士ガンダムSEED FREEDOM』です。

 

 

20年前のTVアニメ作品、機動戦士ガンダムSEED、続編ガンダムSEED Destinyの続編で完結編的作品になります。

 

 

◆おさらいと予告


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この作品は劇場版発表から紆余曲折あって20年越しの映像化になりましたが、結論から言ってシンプルに見てよかったです。

 

 

それと実は自分は放送当時ガンダムSEEDが苦手だったのですが、この映画はかなり楽しめました。

感想は以下のポスト。

 

ということでここからはネタバレありでその辺り楽しめた理由や感想を深堀して記していきたいと思います。

 

 

自分と同じようになんとなくSEEDに親しみが持てていなかった人にこそ読んで欲しいです。

それではいきましょう!

 

 

感想/全編が最高だった:SEEDってこんなに面白かったっけ?

まず結論的なのですが、映画は全編通じてかなり最高でした。

これは映画をみた自分の感想としてすごく意外でした。

 

 

というのも上記しましたが自分はガンダム作品自体は好きでしたが、ガンダムSEEDは苦手、というか少なくともテレビ放送当時に楽しんで見ていたわけではなかったからです。

 

 

理由としては、

①ガンダムと違いすぎる絵柄(キャラデザ)が苦手

②話が鬱々として暗い

③用語や情勢がわかりづらい

などが挙げられます(あくまで当時の個人的感想なのでよろしくお願いします)。

 

 

特に③は宇宙世紀作品との差別化のためか1から10まで全部設定を作り込んでいて、当時の自分は「これは本編内では理解しきれない、、」という感じでちょっと辟易。

 

 

ですが20年の時を経て様々な作品に触れた結果、①は特に気にならなくなりました。むしろSEEDのアイデンティティを感じます。

 

 

そしてこの映画は2時間で話をまとめるため鬱パートは短めにバランスよく置いて②を解消、さらに③の用語や情勢問題は出来るだけ理解しやすい構造に置き換えてくれているため、めちゃめちゃサッパリ楽しんで見ることが出来るのです。旧設定もHPで超簡単に図解してくれて助かりましたし、艦の名前とか分からなくてもちゃんと話が進む。

 

 

それにSEEDはキャラ同士のケミストリーがとても重要だと理解しているのですが、映画はゲストキャラもいて大変な人数のキャストがいるのに、メインキャラの居どころを見失わなずに済みます。

 

 

結果、「こんなにSEEDって面白かったっけ?」という感じで2時間があっという間でした。

少しでも気になっている人は早く劇場に行くべきです。

 

苦手克服:20年を経て追いついた背景

ガンダムオタクは得てして「メカ」「バトル」「主人公」に目が行きがち。

結構近視眼的になりがちなのかもしれません。

 

 

かくいう自分もガンダムといえば「宇宙コロニー対地球連邦」の構図に頭が行きがちなのですが、ガンダムSEEDは苦手だったのも相まって、正しく理解していませんでした。すみませんでした。

 

 

たぶん当時はフレイが嫌いすぎてちゃんと話がわからなかったんだろうな。でもちょっとキャラと話が渋滞してませんでした?まー50話もあったら仕方ないか。。。

 

 

SEEDの問題の根っこは「人種問題」ということで。

以下が今回の映画の設定です(雑な解説)。

・旧人類(ナチュラル)と遺伝子改造人類(コーディネーター)の人種差から起こる格差問題が先の戦争の原因

・停戦後はナチュラル原理主義者によってゲリラ紛争が頻発

・キラ達は世界の合意で生まれた第3局として紛争を武力で抑止

・過去既出のディスティニープランは人種格差を制度化するもの

・プランは否定されたものの格差問題は解決の兆し無し

 

 

ということで、初めてちゃんとSEEDを理解しました。

なるほどな。

 

 

20年越しにきちんと話が理解できたことも、映画が面白かったと感じた大きな要因だと思います。

 

 

今作のヴィラン紹介:ファウンデーション

ここからは大いに中身についてのネタバレ感想なのですが、まずは今作のヴィランについてです。

今作のヴィランは「ファウンデーション」です。

 

 

女王アウラを冠する謎の新興国家ファウンデーション。

キラ達に作戦協力を申し出た彼らの狙いとは?

果たしてその実態は、、、?

 

 

という感じでしたが、ファウンデーションはコーディネーターの上をいく人種「アコード」が支配する国だったんだ!(なんだってー)

このポッと出感、非常に劇場版っぽい。

 

 

しかもヒロインのラクスがアコードだったという後付け超重要設定だったので、その辺りは続編(完結編)という感じもしました。それに2時間での「悪辣な強キャラ→噛ませ」の勧善懲悪ムーブはやはり劇場版といった感じであるあるです。

 

 

というかガンダムでギアスと見聞色の覇気はやりすぎだぞ。

最終的に割と地球滅亡寸前だし。

 

 

アウラ様の田村ゆかりさんはじめ敵ゲスト声優陣は果てしなく豪華。

テレビシリーズならみんな最終話Aパートまでは生き残りそうです。

良い散りっぷりでした。

 

 

個人的に欲を言うと田村さん下野さん中村さん上坂さん松岡さんと来たら杉田さんも欲しかったですかね。

余談ですが国の名称はアイザックアシモフのファウンデーションから取ったのでしょうか(知らん)。

 

 

ヘタレキラ激萌(これだよ)

さて、主人公キラについてです。

 

 

キラといえば自分のイメージでは前作で結構完璧超人として覚醒したなという感じでしたが、それがカッコよかった反面、終盤では見えづらい行動原理に納得がいかない人もいたのではないかという怪人物でもありました。

 

 

それが今回は女のことで悩んで泣き喚いて、ただのヘタレ青年になってるじゃないか。。。おいどうしたスーパーコーディネーター。。。

 

 

でも、おっさんは思います。

「それで良いんだよ」(にっこり)

 

 

イケメンが世界のことでも平和のことでもなく、最終的にただ好きな女子のことで悩んでるのがとてつもなくリアルじゃないですか。

良いんですよそんなもんで。超エモい。

しかもついつい悪態ついて親友に修正されるところとかめっちゃ良かったです。

 

 

完璧超人じゃ愛されない。

今回はかっこ悪い1人の男キラ・ヤマトを見られて、ものすごく好きになりました。

 

 

ラクスが後付け新設定で肉感的で強い

ラクス・クラインについてです。

 

 

今回の映画は彼女とキラの物語といえるくらい主役だったと思うのですが、ま、まさかアコードだったなんて(なんだってー)

 

ということで後出しで人類超越者設定が付け足されたラクス様でしたが、敵ヴィラン・オルフェからNTRを仕掛けられつつ、精神汚染され暴走するキラへの攻撃まで拒否出来ず許可させられる始末。自分のせいで撃墜されるキラ。陰謀により目の前で燃え盛るファウンデーションの国土と国民。敵から聞かされる己の存在意義。そして不条理な拉致監禁。。

 

 

不遇すぎる。。。

 

 

ところが、人間不信・自暴自棄になってもおかしくない状況でもラクスは挫けない。

オルフェはじめ敵陣で啖呵を切って説教までする始末。

そして常に心にあるのはキラへの信頼と愛。

強すぎる。。。

これは超越者ですわ。

 

 

「人は必要だから愛するのではありません。愛するから必要なのです!」

北斗の拳か!

 

 

キラを助けに行くノーマルスーツのプリケツとばるんばるんの胸も含め、過去ガンダムにこんなにパンチ力のある姫様がいたでしょうか?

愛の化身・ラクスクライン。

今作を経て、精神コマンドには間違いなく魂と奇跡と愛があるはずです。

間違いなく今作の勝者です。

 

 

漢・アスラン「ジャスティス修正拳」

前作、前々作と裏の主人公だったアスランも今作の勝者と言って差し支えないでしょう。

類まれな実力を持ちながら、どちらかといえば彼はこれまで悩みを抱え迷うキャラであったように思います。

だからこそ明るくタフなカガリと対になるような感じで。

 

 

ところが、今回特殊諜報員という立ち位置となった彼。

ドラゴンボールならピッコロかベジータです。

その姿はさながらハリウッド映画の軍人の様相で、仲間のピンチにズゴックで駆けつけ、謎の能力を持った敵の大将と初見で互角に渡り合い、敵勢力を隅々まで調べ上げ、対策チームの中心に立ち、血迷った親友を熱い拳で修正までしてしまう。

 

 

その姿、もはやスタローン。

 

 

さらに相手の見聞色も脳内いっぱいのカガリの妄想でやり過ごし、ズゴックの殻を破ってガンダムを見せるなんて茶目っ気も忘れない!

そして因縁のNo.2(中村悠一)を手玉に取って粉砕!

 

 

すごい、すごいぞアスラン!

アスランだけ銀魂を見ているみたいだ!

彼を見るためだけでも映画館に行く価値があると思いますよ。

 

 

シンの無双と女傑ルナマリア

 

唐突ですが、筆者はSEEDの魅力はカップルやキャラの魅力と理解しています。

ラクスとキラ、カガリとアスラン、マリューとムウなどがカップルとして代表的ですが、第2作SEED Destinyでいえばシンとルナマリアはキャラとしてもカップルとしても象徴的でした。

 

 

と言うのもシンもルナマリアも主役級にも関わらず、前作では最終的にキラやアスラン達には敵わずかませ犬のような役割になってしまったことがSEED Destinyの消化不良の一因であると思うのです(個人的感想です)。

 

 

そのような意味では今回の劇場版ではこの2人にスポットが当たる場面が多かったのもファンの気持ちを上手に成仏させた要因なのではないかと思います。

 

 

アグネスとのラストバトルの際のルナマリアの「は?好きだけど?」という強気な姿勢が性癖に刺さった人も多いと思います。パイロットとして優秀で、口喧嘩も喧嘩も強くて素敵女性でした。

 

 

さて、第2作では主人公ながら最終的に不遇な立ち位置になってしまったシン・アスカ。彼は今回は最後の最後で無双して良かったですね。

 

敵のネームドを1対4で次々に撃破しカタルシス達成です。さすが主人公の1人。多重影分身は伊達じゃないですね。きっと分身に質量もあるんでしょう。途中で読まれた心の闇には彼女もいましたし。怖いわ。

 

 

今回の劇場版はこのように不遇だったキャラを見事ハッピーエンドにすることに成功しています。劇場版という短編の完結エピローグとしては、かなりパーフェクトなファンサービスだったのではないでしょうか。

 

 

テレビ版SEEDのエンディングに当時違和感が少しでもあった方は劇場版で解消してほしいと思います。

 

 

サブキャラもサービスサービス

繰り返すようですが、劇場版は見た方が良い。

 

 

SEEDはメカニックよりも人間のキャラクターがとにかく面白いのですが、主役の他にも先に触れたムウやマリューに加え、ノイマンなどのサブキャラにすらもネタのように活躍の場面がこれでもかと散りばめられています。

 

 

特に宇宙戦艦の活躍は異常でした(褒)。

となりで見てた人は笑っちゃってたし。

わかるよ、ノイマンだろ。

 

 

そういえばアスランとカガリの繋がりは劇中明言されましたが、メイリン・ホークとの事はどうなったのかは疑問の余地が残りますね。

 

 

あえてそこに目を瞑ってでも関係性をスッキリさせたことも、今回の劇場版が見やすくなっている点かもしれません。

 

 

ビームで語る怒涛のオールスター終盤戦

ラストバトルについてです。

SEED名物というか、ガンダム名物というか、ラストの戦いが大乱闘でキャラとビームが入り乱れて意味が分からないうちに盛り上がって決着します。

 

 

そしてZガンダム然り、作戦が大成功して奇跡的に大量破壊兵器は破壊されます。

劇場版でも、だいたい同じです(爆)。

 

 

ラスト数分はM−1のネタかと思うくらいビーム畳み掛けてきて、気づいたら用意された強キャラだったはずの敵キャラが次々に撃破されていきます。

 

 

最後のキラたちの戦闘もラクスの決め台詞も相まって「言葉はいらないぜ」というか、ラブラブ石破天驚拳かなんか出しそうな勢いでノックアウトしたので、勢いでしたね。

 

 

全て持って勢いで持ってったなという感じですが、逆襲のシャアや00みたいに一考の余地あり、ではなくキチンとハッピーエンドになりました。

その点は時代に合わせたのかもしれませんね。分かりやすくしないと怒る人もいそうだし。

 

 

ちゃんと円盤が売れそうで、何よりです!

 


以上、感想でした。

以下まとめです。

 

 

まとめ:最高のファンムービーだった

まとめです。

 

 

ところでガンダムSEEDって、女性ファンが多いんですってね。

ガンダムって戦争ものでメカだしSFだしセリフも分かり辛くて敬遠されがちなんです。

いやほんとに。少なくとも過去はそうだった。

 

 

でも「キャラを立てればファンもつく」って証明した作品でもあったのかなと思います。

SEEDが出てくるまで「ガンダムを好きな女子」が本当にいなかったんです。いや、いたらすみません(いなかったと思うなぁ)。

 

 

今回の劇場版ではその魅力あるキャラクターの続きをファンが待っていた形で描き切ったと言って良いし、そういう意味でファンムービーとしてパーフェクトだったと思います。

 

 

ありきたりで安っぽい話といえばそれまでですが、「こんなのだったら作るな」というクオリティでは無かった事は、初動の売上とSNSの盛り上がりを見れば明らかです。

 

 

絵柄への違和感もその後ファフナーをずっと見ていたおかげでなくなりましたし、キャラへの愛着もスパロボのおかげでだいぶお深まりました。

 

 

年齢も経てガンダムメカへの偏愛も薄れたのかもしれません。

筆者のようなおじさんガンオタは多いと思います。

 

 

今こそ、このSEEDの魅力を再発見してもらえたらと思います。

少なくとも当時よりも格段に見やすくなっているはずです。

というかめっちゃ面白かった!

おすすめ度は★★★★★です。

 

 

これは欲しい(商品紹介)

・設定の補完をしたい

SEED世界のとっつきづらさの一つが、設定の多さです。

宇宙世紀に対抗してるので1つ1つ全部ちゃんとあるんですよね。

覚えられん。

劇場版でも過去の事件やキーワードに言及しているのですが、その辺りは劇中説明を省いているので、小説版で設定の補完はしたいところかなと感じます。

これは買うかもな。

 

 


・正直ズゴックは良かった

SEEDが面白かったとはいえ、別にSEEDのモビルスーツにそんなに魅力は感じないですが、ズゴック・ゲルググ・ギャンの登場にはびっくりしましたね。媚びてるんですかね。でもだとしてもジャスティス装備のズゴックは良かったですね。

装備出来るようになるのかな。ならなくても再現したい。

少なくともビルドファイターズでは出てきそうだな。

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