ガンダム水星の魔女第8話「彼らの採択」感想
今回は『ガンダム水星の魔女第8話』をまとめて、感想を述べていきます。
今回も特に戦闘シーンはなかったです。
今回は全体的に「株式会社ガンダム」をめぐっての話でした。
あの人がまた出てくるなど、面白かったと思います。
そんな第8話をこのような流れで振り返ります。
✓今回の流れ
- 第8話のあらすじ
- 第8話ダイジェスト
- 感想と考察
まずはあらすじと流れ(ネタばれあり)を確認し、感想・考察へいきましょう。
第8話公式のあらすじ
急遽始動した、株式会社ガンダム。
社長となったミオリネは、地球寮のメンバーを社員として巻き込んでいく。
だが、突貫で作られたため、事業内容は決まっていなかった。
ミオリネはガンダムの呪いを解くきっかけを求めて、プロスぺラを訪ねる。
第8話ダイジェスト(ネタばれあり)
では8話の流れを思い出していきましょう。
ネタバレありです。
・タイトルアバン
ミリオネ、地球寮メンバーを株式会社ガンダムのメンバーにする。強引。
「うちのミオリネさんがすみません」
やることは特に決まってない。
ミリオネの手で株式会社ガンダムがプロジェクト化されたことで研究は禁忌ではなくなりつつある。しかし、会社ついて今は何も決まってないし、方向性すらない。
地球寮メンバーの意識もまとまらない。
「っていうか、ガンダムに関わって良いの?」
・ミオリネとスレッタ、プロスペラを訪ねる
エアリアルの謎に迫るミオリネ、スレッタ。
プロスぺラが言うにはエアリアルの量産は不可であり、ガンドアームの行動に伴い発生する有害物質「パーミット」については、多くのことは実はわかっていないと言う。なぜGUND開発機関ヴァナディースは否定されたのか。分からない事には敵意を向けられるのだとプロスぺラは続ける。
さらにスレッタのエアリアルに抱える不安にも答えつつ、母子の団らんをわざと大仰に装うようなプロスペラ。
「大丈夫、あなたたちは私の愛する娘たちだもの!」
「おかあさん!」
ミオリネにはその様子は解せない。
「あんた他に聞くことないの?あんただけはエアリアルに乗っても無事なこととか」
「家族ですから!」
・暗躍しはじめるシャディク・ゼネリ
ゼネリ社幹部であり代表後継者シャディクはミリオネとスレッタに接触。
可能性を感じる株式会社ガンダムを引き取ろうとする。
旧来から知り合いのミオリネ曰く、シャディクは養子で元孤児であるらしい。
ミリオネは言う。
「勝つためなら、あいつはなんでもやるわ」
・地球寮にて
株式会社ガンダムについてのミーティング。この時点でペイル社から資料を拝領している。
メンバーにより会社の今後が話される。余分な金はない。ガンダムの兵器開発・運用・販売は儲かる。しかし地球寮メンバーはいまいち乗り切れない。
・シャディクの暗躍、続く
学園内の森にてグエルをスカウトするシャディク。
パイロットとしての立場のなくなったグエルは一般生徒にまで馬鹿にされるようになっていた。
「僕は君を買ってるんだ」
「哀れみは受けん」
そんな中ゼネリ父よりシャディクに通信が入る。ガンダムを許すな。ガンダムは敵だ。決闘の用意は出来ている。通信を切るシャディクは呟く。
「狭いな。視野が狭い」
・ペイル社
ミオリネがガンダム開発について知るため、ペイル社を訪れる。開発者ベルメリアが応対、ガンダムファラクトを譲渡予定だ。そこで、ミオリネはGUND-ARMの本当の目的、理念について知る。
・またも暗躍シャディク
ミオリネのガーデン。
シャディクは金銭人材フォローのメリットを提示し近付く。
・地球寮にて
ミオリネは地球寮メンバーに、ヴァナディース開発機関の本当の目的を語る。
全員に見せたのはヴァナディース機関の研究責任者カルド・ナボがGUND-ARMによる先進医療開発のインタビュー動画だった。
ただの戦争の道具ではない、未来を形作れる技術開発に携われることが目的になり、メンバーは色めき立つ。
「収益化する方法は2つ!1つ目は兵器開発!2つ目は先進医療開発よ!」
「地球の奴らもさ、工場で手とか無くなったちゃう奴もいるんだよね」
今まで反発してきたチュチュも、やりがいを感じ始めるのだった。
スレッタも言う。
「部活みたいで、楽しいです」
しかし事件は起こる。
「何よ、これ!」
・グラスレー寮シャディク自室
株式会社ガンダムがこれから踏み出そうとする中、シャディクは学生規則を変更し、ミオリネの起業を阻止するのだった。
物語はまたも決闘へ動いていく。
第8話考察
ということで今回は前話にて立ち上がれられたガンダム研究会社「株式会社ガンダム」が何を目的にしていくのか、主人公達にとってどのような居場所になっていくのかについて掘り下げられた回になりました。
地球寮、ミオリネ、スレッタの主人公陣営がこれで形成されたのかなという感じがします。決闘などのモビルスーツバトルは無かったですが、対シャディクに傾いて次回へということでした。
そんな訳で今気になる部分を掘り下げていきます。
この話は何の話なのか?
今気になっている事の一つは、物語の柱についてです。
つまりこの『ガンダム水星の魔女』は誰が主人公で誰のためのお話なのかということで、その辺りがちょっと分かりづらいんですよね。
主役はガンダムエアリアルパイロットのスレッタ・マーキュリーだと思うのですが、第7話~8話を見るとミオリネが主役にも見えます。ダブルキャストなのかな。
ミオリネが主役の場合、親との軋轢が彼女の明確なテーマなので「若者の成長物語」が分かりやすくなります。しかしスレッタの場合は、役としてキャラクターは女性パイロットなど斬新で面白いのですが、成し遂げたいことが不鮮明です。
第7話の感想でも言いましたが、
「火星の王におれはなる!」
「あいつらだけは絶対に許さない!」
みたいなのはない。
プロローグで仲間を殺されて強い怒りの衝動を持っているのはスレッタではなく母親(おそらくプロスぺラ)のバックストーリーなんですよね。スレッタは母とは仲が良く(なんか怪しいですが)、良い友も出来て、地球寮という居場所も出来ました。リア充してます。
なので今回はスレッタの今後の展開を予想してみます。
スレッタに何が起こる?
ではスレッタに何が起こるかいくつか予想(妄想)してみます。
①復讐ルート
②対母親ルート
⓷対大人全体ルート
④ミオリネルート
こんな感じですかね。
1つづつ捕捉します。
①復讐ルート
これは第1期ラストくらいでスレッタがヴァナディーズ機関滅亡の顛末を知って、第2期は母といっしょに父の復讐に目覚め、ベネリットグループに戦いを挑むというルートです。
ミオリネもいるし、まぁないかな。
②対母親ルート
これはスレッタが自分の出生の何らかの秘密を知って向かうルートです。エアリアルとスレッタの出生について、プロスぺラは明らかに何かを隠しています。これが明らかになって、復讐を期する母親との敵対を経て和解していくルートです。このルートは話の途中でデリングも何か事故の犠牲になってミオリネとスレッタを救い、最後の言葉はミオリネとの真の和解でしょう。それによりプロスぺラがラスボスとして確定みたいな。
とてもVガンダムっぽいですね。
⓷対大人全体ルート
これは複合的に様々な伏線を回収しつつ、最後は地球生まれ(アーシアン)と宇宙生まれ(スペーシアン)の間で起きてしまった軍事衝突を解消するためにベネリットグループに子供陣営が一致団結し立ち向かうルートです。グエルが仲間になったり、エラン4号が途中でマスクの正体不明の仲間になったりするのかな。でもシャディクは立ちはだかるみたいな。
これが一番ガンダムっぽいルートです。
④ミオリネルート
4つ目は途中でデリングの過去の所業を知ったミオリネが罪を感じて学園を去って、スレッタが追いかけてなんやかんや和解するという石破ラブラブ天驚拳百合ルートです。たぶんこれもラスボスは復讐に燃えて化け物化する母。
とてもGガンダムっぽくて好きです。
ということで、以上妄想4ルートでした。
みなさんもどういう話になるのかぜひ想像してみてください。
話の流れが確定していない今のうちなら、何を言っても自由ですよ。
まとめ
そんな訳で第8話のダイジェスト、感想でした。
他にも
グエル、お前いいから早く地球寮来いや
とか「この人だれですか?」とかスレッタがヴァナディーズのボスの映像に言い出したから
お前やっぱりクローンなんか
とか思ったりしました。
物語の大きな流れは不鮮明ですが、だからこそ細かいところが気になりますね、
楽しいですね。。
ということでまた次回
それでは
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