ガンダム水星の魔女第1話『魔女と花嫁』感想

ガンダム水星の魔女第1話『魔女と花嫁』感想

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公式のあらすじ

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宇宙産業の大手ベネリットグループが経営する、アスティカシア高等専門学園。水星からの編入生スレッタ・マーキュリーは、学園での新生活に胸を躍らせていた。だが到着間近、彼女は宇宙を漂う一つの影を発見する。

 

 

詳細なあらすじと所感

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・物語序盤、転入までの道すがら、スレッタは宙域でたった一人漂うミオリネと出会う。

「なんで止めたのよ!」

ミオリネは軍事産業大手ベネリットグループ総裁デリングの一人娘であり、自由を求め地球へ逃げる途中であった。

 

 

・学園到着後、右も左も分からず、たまたま縁のあったミオリネを頼るスレッタ。

 

 

・そんなスレッタを適当にあしらうミオリネだが、モビルスーツ開発大手ジェターク社の跡取り息子グエル・ジェタークが彼女に近づく。

グエルは学園ナンバー1のパイロット通称、「ホルダー」だった。

 

 

・ホルダーの権利は「ミリオネの花婿筆頭である」こと。

ベネリットグループ総裁の娘であるミリオネは、ホルダーとの結婚を約束させられていた。

それを笠に着たミリオネに対するグエルの横暴な行いを目にしたスレッタは、売り言葉に買い言葉、つい、決闘を受けてしまう。

 

 

・そして決闘、エアリアルがそのベールを脱ぎ、結果、圧勝。

「あれはGUNDアーム、ガンダムだ」

 

 

・誰も彼もが呆気にとられる中、スレッタは意図せず「ホルダー」となり、女性ながらミリオネの花婿筆頭をなってしまうのであった。

「わたし、おんなの子、です」

「あら、水星って遅れてるのね」

 

 

感想と考察

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ということで、第1話。いやいや、面白かった。

 

 

第1話はプロローグでの凄惨なストーリーからは一旦離れ、学園が舞台のスクールバトルものの様相を呈してきました。

 

 

アスティカシアはモビルスーツの運用を学ぶ学校なので、パイロットも学生だし、バックヤードも学生。

 

 

戦いも「決闘」という枠の中で行われるので、初っ端からモビルスーツによる殺し合いではないところは初心者も入りやすいところです。

 

 

学校が舞台なのは若者が共感しやすいですね。

従来のガンダムだと第1話でガンガン死にますもんね。ある程度優しい世界です。

 

 

人物関係

出会いは物語を進めます。

序盤、スレッタはミリオネと出会いました。

 

 

ガンダムでは主人公が男性の場合が多いので、「ボーイミーツガール」の要素が大事なウエイトを占めてきていましたが、今回は主人公は女子。

 

 

つまり「ガールミーツガール」となっていました。

しかも急に「花嫁と花婿」。

 

 

少女漫画的な展開と女性同士のカップリングで、巷では『少女革命ウテナ』とのつながりを指摘する声もありますね。

 

 

また、スレッタは水星育ちなので学園では常識知らずですが、真っ直ぐで見過ごせない性格ということも見て取れました。

 

 

ミリオネは親にとっての「籠の鳥」で、トロフィーワイフであることを10代にして強制されています。

親子関係はこのお話の一つのキーポイントであることも分かります。

 

 

そんな中で外の世界から来て常識に囚われない、そんなスレッタの存在は、彼女の絶望に一筋の光明になっていきそうです。

 

 

そしてグエル。今回はかませ犬扱いになってしまいましたが、この学園では御三家のような大手モビルスーツ開発会社の跡取り男子3名が幅を効かせており、その筆頭でしたので、まだまだ出番は終わらないでしょう。

 

 

ほかの2名もキャラが立っています。

グエルは熱血、エランはクール、シャリクはおそらく二面性。

 

 

彼らが今後スレッタとミリオネの女子コンビに対してどのような立ち回りになるのか、物語的にも楽しみです。

 

 

モビルスーツ戦

モビルスーツの戦いも見事でした。ガンダムファンは、第1話でいつも思っています。

「このガンダムは一体どうやって戦うのか?」

そんな旧来ファンの値踏みのような視線をあっさり吹き飛ばします。

 

 

ファンネルですよ。みんな大好きファンネル。

あまり詳しくない方に向けていうと、意思で動く半自立行動型の空中ドローンマシンです。ガンダムファンはこれが出てくるのが大好き。

ビーム攻撃に、連携しての防御に、空中を自由自在に動き回ります。

 

 

今回はこれがガンビットと呼ばれていますが、エアリアルが扱うガンビットの動きの作画は本当に必見。本当に意思を持っているようにヌルヌル動く動く。

 

 

別作品である劇場版のガンダムユニコーンにも迫る躍動感のあるワクワクする動きでした。さらに、ビームライフルを打つ瞬間に音楽が一瞬止まる最近の劇場版ガンダム作品でおなじみの演出も見ることが出来て、かなり大満足の第1話となりました。

 

 

やはり並大抵の覚悟ではガンダムは作れないですね。

スタッフの気合と苦労を感じました。

 

 

まとめ


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第1話、凄かったですね。

  • シリーズ初の女性主人公、パイロット
  • これからどうなるか読めないストーリー
  • 『ウテナ』を匂わすジェンダレスな流れや展開
  • 物語の背後にある親子の対立
  • キャラの立ったイケメントップ男子3名
  • おれTUEEEなモビルスーツ

他にも考察要素もありつつ、この1話の映像音楽演出もとても見ごたえがありました。

 

 

この作品から見始めた方もすんなり物語に入り、モビルスーツ戦にのめり込んだのではないでしょうか?

 

 

第2話はどんな仕掛けがあるのでしょうか?

毎週楽しみな作品になってきそうです。

 

 

魔女って、何なんでしょうね。

 

 

今回はここまで

 

 

 

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