ガンダム水星の魔女第18話『空っぽな私たち』感想・考察(ネタバレあり)

ガンダム水星の魔女第18話『空っぽな私たち』感想・考察(ネタバレあり)

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今回は『ガンダム水星の魔女第18話』の内容と感想をまとめて述べていきます。

ネタバレありです。

 

 

今回18話も展開が早い。

ということで振り返ってまいります。

今回の流れは以下の通り。

 

 

✓本記事の流れ

  • 第18話公式あらすじ
  • 第18話ダイジェスト
  • 第18話感想&考察

 

 

流れに沿いながら各テーマを追っていきます。

まずはあらすじを確認し、感想・考察へいきましょう。

 

 

※音声配信もはじめましたので、よければこちらもお願いします※

radiotalk.jp

 


公式のあらすじ

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決闘に敗北し、ミオリネとエアリアルを一度に失ったスレッタ。

悲しさを振り切るように、気丈に学園生活を送る。

プロスペラとの約束どおり、総裁選に向けた準備を進めるミオリネだったが、シャディクの台頭に焦りを見せていた。

(公式サイトより)

 

 

18話ダイジェスト

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まずは18話ダイジェストです。

場面に沿って順番に見ていきます。

 

 

アバン

「you don't belong here!」

(おまえら場違いなんだよ)

地球寮の壁面に書かれた嫌がらせから物語は始まる。

パーミットと関係する鉱物に関する授業の中、スレッタは気丈に授業を受け続けていた。

「やりたいことリストは2つも埋まりました」

今日は元気に質問までしたスレッタ。

しかしそんな彼女を心配する地球寮の面々。

チュチュもまた、彼女に寄り添おうとしていた。

 

 

OP明け・ジェターク社

「実績を示さないと、投資は打ち切るよ」

画面の先、投資家たちに品定めされ続けるグエル。

苦悩する彼の傍らには、ミオリネの姿があった。

なぜかここにいないプロスペラは、ドローンの画面の向こう秘策を提供する。

 

 

それはジェターク社に極秘で提供したガンダム技術をもとに作ったモビルスーツを共同開発という形で発表しろというもの。

しかし、ミオリネはあくまでガンダムを医療目的に使うと反発。

プロスぺラはそれを活かせば良いだけだとたしなめるのだった。

「ところであんた、どこにいんのよ」

水面下で動いていたジェターク社の動きに驚愕したミオリネを尻目に、自分は今シャディクのグラスレー社に呼ばれていると平然と宣う。

「ドローン事業をどうしても一緒に、って熱烈に言われちゃって☆」

 

 

本社ガレージ

プロスぺラの協力者となったベルメリアはシンセーの開発現場にいた。

シンセーでは、モビルスーツ型ガンビットを新たに開発中だ。

それは、パーミットを介して動くエアリアル専門の新たな人型武装兵器だった。

 

 

グラスレー社

プロスペラはシャディクとの会談。

シャディクの怪しい動きに探りを入れる。

「テロの機体を回収出来なかったと聞きました。」

「回収されると、何か困ることでもあるのかしら。」

その最中、グエルとミオリネが乗りこんでくる。

ミオリネの庭先で勝手なことをするなと。

そんな2人にシャディクは着々と総裁選への準備を進めていると宣言する。

彼によると、すでにペイル社を取り込んだという。

 

 

温室

「お前むかついてねえのかよ、ミオリネに。」

チュチュは彼女なりにスレッタを心配していた。

当のスレッタはというと、、、

「私が悪いんです、釣り合うなんて勘違いしてた自分が悪いんです。」

自分を責めてばかり。

 

 

そこにやって来るラウダと取り巻き。

温室は彼らの管理下になったようだ。

「いつまでここにいる。お前はもういらないんだよ、空っぽの水星女。」

案の定反発するチュチュ。

一触即発の中、ラウダはチュチュに場違いな感謝を述べてその場を去る。

「確かに。私がホルダーなんて間違いだったんです。なんで今まで気づかなかったんだろう。」

「んなわけねぇだろ。行くぞ、ミオリネんとこ。」

チュチュは覚悟を決めるのだった。

 

 

CM明け・地球寮

「本社に行く!?」

マルタンは驚くが、みんなで本社に行くらしい。

誰一人として納得してなどいないのだ。

マルタンは負傷中のため、居残り。

チュチュは同じく驚くスレッタに言う。

「いいか、お前が受け入れてるフリしてるのが悪いんだぞ。言いたいことは全部ちゃんと言え。」

チュチュは変わった。

指摘されると彼女は恥ずかしそうに言う。

「ミカ姐ならどうするかなって。」

その名前にマルタンは陰ながら心を痛めるのだった。

 

グラスレー寮・捕虜部屋

グラスレー寮にはエラン5号、ニカ、ノレアと事情のある3名が相変わらず幽閉されていた。

ニカは気になっていたことを伝える。

「あの、エランさんですよね、あの前とは全然、、」

「ああ、別人だよ。」

エランはあっさりと身の上を語り始める。

彼によるとペイル社は独自のAIで能力の高いものを自社のリーダーを選ぶという。

身代わりは実験モルモットであり、ガンダムに乗って死ぬのが仕事なのだと。

エランは心を閉ざし悪態をつくノレアにも絡む。

「君も空っぽなんだろ?」

「素直になろうよ、命の安い者同士。」

 

 

グラスレー社で暗躍するシャディク

シャディクは、地球への事業譲渡を確実に進めていた。

それも割に合わない格安で。

部下たちには「人質にとられた父を返還させるための施策」という形をとっているようだ。

彼は地球とグループの力を均衡させようという狙いを着々と進めていた。

 

 

ミオリネ陣営の会合

ジェターク社では、ミオリネ、プロスペラ、グエルの会議が行われていた。

ペイル社と強調したシャディク・ぜネリに対抗するにはどうすれば良いのか。

めぼしい実績をどうやって作るのか。

 

 

難しい課題の中、プロスペラはニュース番組をヒントとした。

地球の暴動に関する報道が流れる。

グループへの反発が高まっている。

「奴らの怒りは暴力じゃ止められない。」

現実を知ったグエルの言葉に、ミオリネは閃く。

「じゃあこれ、私たちで収めるのはどう?」

 

 

実際に地球へ行き、武力ではなく、交渉で収める。

ミオリネはエアリアルをレギュレーションを学園仕様にしたままで事に当たらせると言う。

「示してみせるわ。これからのベネリットグループは命を救うんだって。」

 

 

シャディクサイド

「地球に?」

シャディクはサビーネからミオリネが地球の暴動を収めに出たと報告を受けた。

考え込むシャディクーー。

事態は加速していく。

 

 

学園内を歩くラウダ

「最初っからあの人がいりゃあ良かったのにな!」

学園内では端端でグエルのことを称賛する声が聞こえる。

ラウダはそんな無邪気な声に顔を背けて歩き出す。

兄と比較などされているわけではない。

しかし、自分の「空っぽ」を感じていたのだった。

 

 

本社に現れた議員連合コンビ

「すみません、78番ハンガーはどちらですか?」

突然の来訪、そして質問にベルメリアは知らないと答えた。

しかしそのハンガー番号はシンセーが使う擬態であったことが告げられる。

議員連合の体の大きな女がベルメリアの行手を塞ぐ。

「ちょっとお話、しませんか?」

 

 

学園(懺悔室)

地球寮の寮長マルタンはカウンセエリングルームで一人、ハロに懺悔していた。

「僕は間違ってないですよね」

「寮のみんなを守るためだったんです!」

そのとき、大きな電子音が。

飛び退くマルタン。

そしてハロの後ろの戸が開き、なんとセセリアが現れた。

「あんた、とんだ裏切り野郎だねえ〜」

台風の目が、現れたのかもしれない。

 

 

警備局

「ご自身で判断なさいと言ったが、まさかこうなるとは、、」

司令官ラジャンは、ミオリネの行動に舌を巻いていた。

あきれたと言ってもいい。

「もう決めたの」

ミオリネの警備にはラジャンの采配でドミニコス隊のケナンジがにつくことになった。

「いや〜鬼の父上とは大違いですなぁ〜!」

別段コメントのないミオリネを尻目に、ケナンジの昔の姿に憧れを抱いていたグエルは驚きを隠せないのだった。

 

 

本社に到着するスレッタたち

風雲急の中、地球の面々が本社に到着する。

「ダチに会うのに予約が要るのかよ!」

狼狽する面々と、なかなかミオリネに会えず怒り出すチュチュ。

プロスペラが事態を耳にし、スレッタは一人、ハンガーへ呼び出される。

 

 

エアリアル、スレッタを呼び出す

ハンガーに到着するスレッタ。

呼び出した先に待っていたのは、エアリアルだった。

 

 

エアリアル、ガンビットらとともに宇宙空間に出て再会を喜ぶスレッタ。

スレッタは今感じている葛藤をエアリアルに吐露する。

お母さんの言う通り、頑張った。

でも、うまくいかなかった。

進めば2つとは、今は思えない。

ミオリネさんにあえないのは、嫌だ。

 

 

その瞬間。

エアリアルは自分の本当の姿をスレッタに表す。

エリクトだ。

「水星150年63日、今日のゲームは6−4で僕の勝ち」

「エアリアル?」

コクピットは、仮想空間のガレージと化していた。

「扉は開いたよ」

「エリィの代わり、鍵の仕事はもう終わり」

エリクトとリプリチャイルドと呼ばれる子供たちは、スレッタの役割が終了したことを語る。

スレッタも含めて、みな、同じ顔だ。

 

 

エアリアル(エリイ)はスレッタに、物心着く前の映像を見せる。

かつてエリイがモビルスーツに呑まれた瞬間だ。

エリクトはいう。

ースコア8は成った

ーもうすぐ自分は自由になる

ーお前の役割は終わったのだ

スレッタはエアリアルの影響から外れ、初めてデータストームにさらされる。

初めて感じるパーミットの苦痛。

そして、宇宙空間に放り出された。

 

 

そこに救命照明器具を持ったプロスぺラが現れる。

「、、お母さん、嘘だよね」

「いえ、エリクトの言う通りよ。」

「学園に戻りなさい。」

「あそこなら、あなたの胸を埋めてくれる。」

 

 

宇宙船に戻る途中、プロスぺラはエアリアル(エリイ)に確かめる。

「いいの?エリィ、、あの子も連れていくことだって、、そう、そうね、スレッタは自由に生きて良いのよね。」

 

 

みながスレッタを案じる。

しかしノーマルスーツに覆われたスレッタ。

その泣き声は、宇宙空間ではだれにも聞こえない。

今はどこにも届かない。

 

18話感想と考察

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ということでダイジェストでした。

ここからは18話の中で気になった部分の感想・考察をしていきます。

今回はこの3つです。

  1. スレッタの今後
  2. ラウダの今後
  3. セセリアの今後

それではみていきます。

 

 

1,スレッタの今後

まず今回触れなければならないのは、やはりスレッタでしょう。

 

 

「彼女自身にはデータストーム耐性は無い」

「エリイがエアリアルになった瞬間、彼女自身は赤子であった」

など、大方の予想の範疇とはいえ明らかになった事実がありましたが、それ以上に信頼していたプロスぺラと血を分けた兄弟のようなエアリアル(エリイ)に

  • ガンダムエアリアルとは何か
  • 自分の存在意義は何か

ということを突き付けられてしまいました。

もういらないとまで言われていました。

 

 

現在ミオリネとコミュニケーションが取れていない彼女にとって、これはかなり精神的に追い込まれる状態となっています。

 

 

チュチュをはじめ地球寮の面々は手厚く接してくれるとは思うのですが、、。

それにしてもミオリネをはじめ周りの面々はスレッタが大事なだけに遠ざけようとしています。

 

 

ここで僕は言いたい。

「誰かちゃんと説明してやれよ。」

甘やかさなくても、説明するだけでいい。

もうここまでくると強がっていた今回のような様子では始まらなそうですよね。

 

 

しかし僕はスレッタを信じています。

最終回ではぜんぶを突き抜けてミオリネを助け出すスレッタを。

実際地球や選挙でミオリネはピンチになると思うので、今後に向けてはスレッタには期待しています。

 

 

2,ラウダの今後

次にグエルの弟、ラウダです。

ラウダは今回、病院から回復はしていましたが、兄の影響力と自分を比べてかなり凹んでいるようでした。

 

 

これは今後の動向が気になりますね。

ガンダムではこのような精神状態に陥った青年は、だいたい悲しい結末になります。

 

 

実際兄であるグエルは「父殺し」という重大すぎる十字架を背負っており、それを公にはしていません。

腹違いとはいえ父が同じラウダは、この事実を現在知らないわけで。

つまり兄を尊敬している彼にとってこの事実は地雷であり、愛が裏返って憎しみになりかねない状況なんですよね。

 

 

SNSを見る限りグエル・ラウダのコンビはファンも多いようなので、この2人が殺し合うような展開になるのはやめてほしいですよね。

これは、祈らざるを得ません。

 

 

3,セセリアの今後

さて、この18話は最後エリイとスレッタの重すぎる展開が見どころでしたが、もう1つガンダム史に残ったと言わざるを得ないシーンがあります。

 

 

それが、セセリア懺悔室です。

 

 

マルタンがニカを津法したことを懺悔しにカウンセリングに行ったら、ハロの影からまさかのセセリア。

『水星の魔女』で初めて爆笑しました。

しかし後から考えてみると、これは実は重大なことではと。

 

 

というのもセセリアはブリオン寮所属で決闘委員会に入っている実力者。

ブリオン寮の大元であるブリオン社はデミシリーズ機体の開発元。

このデミトレーナーが広く学園に配備されていることから、ブリオン社はグループの中でもかなり力をもった存在ということが分かります。

 

 

つまり、セセリアはマルタンの情報を元にニカに行き着き、独自の影響力・追跡網で最後にはシャディクの隠蔽に辿り着くのではないかということです。

 

 

シャディクの所業は完全にギルティなので、白日の下になればもうアウト。

ネタ枠だったセセリアが、ここにきて総選挙のジョーカーになる可能性が出てきました。

 

 

いや、ヤバい。

面白い。もしそうならなくても面白いです。

ある意味予想できたスレッタよりも、俄然楽しみになってきました。

 

 

これは次回、超注目ですね。

以上、まとめます。

 

 

第18話のまとめ


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ということで18話でした。

実際色んな情報がまとまり解禁されてきましたね。

しかし、セセリアや地球寮、学園に残されているエラン5号やノレアなど学園にいるメンバーが台風の目になる気配がしてきました。

 

 

いやー展開が読めません。

楽しみすぎます。

座して待ちましょう!

それではまた来週!

 

 

ではでは

 

 

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