【ダンまち】ファミリアクロニクルリュー2巻感想【ネタバレあり】
今回は『ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか ファミリアクロニクル episodeリュー2』の感想・解説をネタバレありで書いていきます。
結論からいって、リューさんの大覚醒回でした。
ダンまちファン、リューファン大満足の1冊だと思います。
外伝とはいえ、作品を今まで追いかけてきた人はかなり満足感のある1冊になったのではないでしょうか?
反面、初心者にはややハードルの高い1冊になったかもしれません。
このあたりは後々触れていきます。
【※注意】この感想記事では感想や考察なども行いますが、
- この外伝を楽しむためには?
- 作品内の大事な情報
- 起こった事象
- 結末
- 情報から考える今後の予想
などにも触れていきます。
ネタバレが嫌な方は必ず作品を読んだあとにお読みくださいますよう、お願い申し上げます。
それではまずはあらすじからいきましょう!
ダンまちファミリアクロニクルepisodeリュー2あらすじ(公式)
それは神の眷族が紡ぐ歴史の欠片――。
「会いに行きます……アストレア様」
迷宮都市がヘスティアvsフレイヤの『戦争遊戯』の準備に沸く中、リューはひとり、都市を発った。
向かうは遥か東、剣製都市。
その地で待つ女神に会うため、力を求めるため、そして自らの時計を前に進めるため、五年分の決意を秘めて再会に臨むリューだったが――
「貴方のこと、絶対認めないんだから!!」
正義の女神を慕う『後輩』達と衝突してしまう。更にアストレアにも帰還を許されず、剣製都市への滞在を言い渡され……。
「リュー、貴方の答えを聞かせて?」
今一度、正義を試されるクロニクル・シリーズ第三弾!
ではここからはネタバレ感想会、いきましょう。
ネタバレ感想・考察
ということで感想を述べていきます。
というより話の解説もしますが、「この外伝を楽しむ方法」から述べていきたいと思います。
【まず】この巻だけではついていけない
今回は本編17巻と18巻の間にオラリオからいなくなったリューの行動を埋めるミッシングリンク的外伝となっています。
なので今回は外伝ながら「本編17.5巻」の位置づけ。
そのため、この巻だけ読んでも正直楽しめません。
ダンまちも本編19巻、外伝オラトリア14巻の他、外伝数本に何本かの短編、劇場版、ゲームも何年も続けてきた超ヒットモンスター作品となりました。
今ではついに初見では全く話についていけなくなっていると思います。
しかし、ダンまちは最高なので、エンジョイ勢は増やしたい。
ということでこの外伝を楽しむために最低限読んでおきたい巻数を紹介していきます。
【楽しむために】この巻だけは読め
本編18巻に関連するということですが、今回はアストレアファミリアの話もかなり出てくるため、以下の作品は読んでおくべきだと思います。
本編16巻:シル胎動
本編17巻:フレイヤ事変
本編18巻:戦争遊戯
- 本編19巻:シルとリューの顛末
アストレア・レコード1:リュー過去・暗黒期編(オリジン)
アストレア・レコード2:闇派閥との闘争
アストレア・レコード3:暗黒期決着編
という感じですかね。
19巻は戦争遊戯の後日談なので18巻まで読んだら読まざるを得ないと思いますが、一応決着自体は着いているので出来ればという感じです。
アストレアレコードもマストです。
7冊あって「多いな」と思われるかもしれませんが、内容が凄すぎて正直アッと言う間です。
ダンまちファンであれば避けては通れないところですので、ぜひ読んでください。
(ちなみに当ブログでは各巻解説記事がありますので、各巻を読んでからさらに楽しみたい方は見てみてください)
さて、ということでここからやっと本当にネタバレ全開で内容の感想にいきます。
長くなってすみません、、、。
本編を読んだ方のみお進みください。
リュー、アストレアと再会
本編17巻で残念ながら親友シルと明確に対立することなってしまったリュー。
ベルの助けとなるために動きます。
彼女は主神アストレアのいる剣製都市ゾーリンゲンを訪れます。
彼女の目的は自身のステータスの更新です。
すでに18巻で明らかになっていますが、リューはこの時点でレベルを2ランク上げるほど経験値を取得しています。
闇派閥の掃討だけでなく高レベル冒険者との激闘やモンスターとのバトルなど、確かにリューの人生は激動過ぎですね。
あれだけ危険人物のいるオラリオでブラックリストですもんね。
というか顔を隠してるだけで、オラリオで起こる事件にはだいたい全部首をつっこんでいます。
リューさん、さすが主要登場人物、、。
そんなメインキャストのリューさん。
このままだとパワーアップが急激すぎるとのことで、徐々にレベルアップが行われることに、、、。
リューはそうして与えられたわずかな時間の中、亡くなった仲間の面影や、2代目ともいえる現アストレア眷属メンバー、そして主神アストレアに向き合うことになります。
2代目アストレアファミリア
アストレア様は眷属を増やしていました。
それは野心ではなく、みんな慈愛の精神を持つ彼女に導かれたい。
とてもよくわかります。
現在のファミリアメンバーは以下の通り。
- 団長セシル:level2、ドワーフ、鍛冶師
- ウランダ:level1、人間族、呪詛使い
- イセリナ:level2、小人族
- シャウ:level1、狼人族
なかなか個性的なメンバーですが、暖かい良いファミリアに描かれていました。
先達として触れ合うリューさんも良かったです。
ちなみにアストレア様が剣製都市ゾーリンゲンに来た理由は、付近の森の精霊と都市市民との軋轢を抑えるためでした。
その中で鍛冶師エリート家系のセシルと出会ったとのこと。
最終的にはセシルはリューの専属鍛冶師になるようです。
バックボーンもかなり丁寧にキャラが描かれたので、今後もどこかで登場するかもしれませんね。
惜しまれる星乙女たちとアーディ
今回の『ファミリアクロニクルepisodeリュー2』では、リューのエピソードに加えて他にも短編エピソードが2つも読むことが出来ました。
短いものでしたが、そのおかげで満足度抜群。
片方はアーディについて、もう片方は初代アストレアファミリアの3人(アリーゼ、輝夜、ライラ)についてのものでした。
どちらも、改めて彼女たちが惜しまれる内容でした。
特にアストレアファミリアは生きていれば今のロキ・フレイヤの2大派閥に迫る強さになることは確実だっただけに、戦力としても、オラリオの顔としても惜しい存在だと思います。
単純にベルとの会話ややり取りも見たかったですね。
、、、と思っていたら19巻のドラマCDではなぜかがっつり絡んでいました!
ということでそちらについてはまた別途感想記事を上げたいと思います。
そんなわけで惜しみつつ、今回はここまで。
まとめます。
まとめ:新生リュー・リオン、いざオラリオへ!
というわけで今回は
今回はここまで『ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか ファミリアクロニクル episodeリュー2 』の感想を述べてきました!
ここから18巻の大いなる戦いに入っていくんですね。
まだ読んでいない方は、併せてぜひ読んでください。
それでは
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