【感想】続・魔法科高校の劣等生メイジアンカンパニー8巻感想【ネタバレあり】
今回は感想記事です。
この記事は完全にネタバレありですので、内容を知りたくないという方はご遠慮ください。
それではまずはあらすじから紹介していきます。
メイジアンカンパニー8巻あらすじ
暴動に包まれたサンフランシスコ、この危機に達也が立ち向かう!
サンフランシスコが一夜にして暴動に包まれる。FAIRのロッキー・ディーンが古代遺跡から入手した大規模魔法によって引き起こされたのだ。
事態を重く見たスターズ総司令官のカノープスはこの状況を打破するために達也に助けを求める。時を同じくしてFEHRのレナ・フェールからも達也に協力の依頼が。
魔法師の海外渡航は制限を受けるものだが、今回は四葉家の影のスポンサーでもある東道の同意も得ることができた達也。
何故か国防軍も渡航に協力的で、出国の準備は整った。達也はまたUSNAへと渡り、サンフランシスコの危機に挑む!
次に流れを整理しつつ、流れ、感想に向かいます。
これまでの流れと整理
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8巻概要・流れ
8巻は前回からの続きで、サンフランシスコ暴動についてから物語は始まります。
8巻の内容は以下の通り。
前半:サンフランシスコでの戦い
後半:富士古代遺跡での探索
前半のサンフランシスコ暴動での戦いで活躍するのはサブキャラであるレナ・遠上・アイラなどFEHRの面々。
スターズの助けを借りながらFAIRを追いつめます。
ここでは遠上が無双したり、アグニダウンバーストのお披露目やレナの魔法が判明しました。
後半は達也たちメインキャストの遺跡探索回となっています。
珍しく達也が苦戦する描写もあり、アクションシーンも面白かったです。
さらに最後は日本が騒乱の中心になりそうな雰囲気が漂ってきて久々の強敵キャラが登場したり、遺跡に関連してパラサイトについての不穏な古代魔法について言及があったりなど、今後も盛り上がりそうな雰囲気を出しています。
前作『魔法科高校の劣等生』は達也と美雪の四葉家からの人権獲得がテーマでしたが(?)、『メイジアンカンパニー』はどこに向かって走っているのかなかなか読めない展開となってきました。
8巻感想(ネタバレあり)
印象に残った点を書いていきます。
完全にネタバレありです。ご注意を。
達也陣営の無双
まず今回感じたことは本筋とはあまり関係ないのですが、「達也陣営の強さ」です。
今回達也の迷宮探索に対しては「迷宮の番人」が邪魔をしかけていますが、国防軍に協力したエリカと幹比古の活躍により全員一蹴されています。
もはや並の魔法師では達也の友人たちの足元にも及びません。
また、迷宮探索自体も美雪、リーナ、そして黒羽のメイン戦力である亜夜子、文弥が協力しています。これも他の陣営からすればチートと言わざるをえません。
ということで今回登場した達也側っぽい人物をちょっと整理してみました。
- 司波達也:世界最強
- 司波美雪:次期四葉家当主
- アンジェリーナ・クドウ・シールズ:元USNA最高戦力
- 九島光宣:九島家最高傑作(非公認)
- 桜井水波:十文字家並の守備力
- 藤林響子:元軍人・無敵のハッカー
- 千葉エリカ:最速の魔法師(達也談)
- 吉田幹比古:当代最強クラスの古式魔法師
- 黒羽亜夜子・文弥:四葉家のメイン戦力(暗部)
- 七草真由美:七草家の傑作
という具合で並べてみましたが、めっちゃ強いですね、、
本当の意味での身内、無条件で信頼が置ける仲間という意味では藤林以下のメンバーは微妙なところですが、上部の5人だけでも軽々と世界を滅ぼせる面々です。
日本政府や軍、東堂など四大老が扱いに苦慮するのも納得です。
今後全員揃って殴り込みをかけるような場面はないかもしれませんが、達也陣営が無双する集団戦は見てみたいなと思ったりします。
達也対達也
魔法戦闘で達也に敵う人間はもはや存在しないのですが、今回はついに敵は達也自身となりました。
といっても遺跡の試練で見せられた幻影だったわけですが、自分自身が相手、さらに魔法無しの格闘戦ということもあり達也にも苦戦の色が見られました。
もはやお兄様に勝てるのはお兄様だけなのか、、(まぁすぐ勝ったけど)。
達也が強すぎて対人戦闘は「負けるかも」という緊迫感が生まれにくいのですが、今後は魔法戦闘面で苦戦を強いられる展開も見てみたいなと思います。
といってももう他国の使徒も限られてきてるし微妙ですかね、、。
最後に出てきたUSNAの使徒に期待しつつ、まだ見ぬ新キャラに夢を馳せる感じですかね。
やっぱり未知の魔法への対決は見ものというか、十文字戦とか十三束戦とか面白かったですもんね!
魔人ブウみたいに古代の最強魔法師(魔法生物)が復活したりしたら、、、とかは読みながら妄想しました。
次回は精神干渉系対決か?
さて、次回はロッキーディーンが日本にやってくるということで、精神干渉系魔法への対策になるんですかね。
精神干渉系といえば美雪や真夜の十八番ですのでその辺りの展開になるのかと思いつつ、今回のレナの魔法もディーンの魔法には有効みたいですね。
ほかに混乱を収束させた実績でいえば高校の先輩である「あーちゃん」こと中条先輩もいますね。
対抗できる古代魔法も見つける流れか、美雪の魔法を拡散するような流れかと予想しますが、個人的にはどこかで久々に中条先輩に絡んでほしいなと思ったりしています。
また、展開としてはUSNAの一部に残る根強い達也への敵視が明らかになりましたので、この辺りがどう解決されていくのかは見ものだなと思っています。
この世界の各勢力は根底ではみんな達也排除(抹殺)を狙っているので、ここから先ほど触れたような達也対世界みたいな戦争の流れに続いてなってしまう可能性もあると筆者は思っています。
それはそれで悲しい展開ですが、ちょっとワクワクしてしまいますね。
次回以降を待ちたいと思います。
まとめ
ということで8巻の感想戦でした。
「達也に強敵求む」という感じで次回を待ちたいと思います。
次回はどんなキャラが活躍するのでしょうか、やっぱり美雪ですかね?
そんなわけでまた次回
ではでは
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