【感想】続・魔法科高校の劣等生メイジアンカンパニー10巻感想【ネタバレあり】
ということで、今回は感想記事です。
この記事は完全にネタバレありですので、内容を知りたくないという方はご遠慮ください。
それではまずはあらすじから紹介していきます。
メイジアンカンパニー10巻あらすじ
達也への復讐に燃える大亜連合軍の、次なる狙いは一条将輝!?
四葉本家への襲撃と、大亜連合、新ソ連それぞれからの攻撃を対処して、つかの間の平穏を過ごす達也たち。
国内外から恒星炉プラント誘致の申し込みがあったりと、達也の目指す世界、魔法師が兵器ではなく、人間として生活できる世界の実現に向けて、着実に歩みを進めていた。
しかし、次なる脅威はすぐそこまで迫っている。
達也に何度も苦汁を飲まされ、復讐に燃える大亜連合軍の次の狙いは、日本の新たな『使徒』一条将輝で、どうやら作戦の鍵は劉麗蕾らしく……。(引用:amazon)
次に流れを整理しつつ、流れ、感想に向かいます。
これまでの流れ
前巻ではこれまで描かれた魔法原理主義者ロッキーディーンとの戦いは鳴りをひそめ、元老院の1つである穂州実家と結んだ四葉の身内・黒羽貢による謀反が描かれたり、大亜細亜連合と新ソ連の日本挟撃侵攻が起こるなど、いわゆる「政治的なキナ臭さ」言い換えると「魔法科色」が色濃く反映される内容となりました。
面白かったので必見です。
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10巻概要(ネタバレなし)
10巻の概要をネタバレにならない程度に書いていきます。
10巻の概要は以下の通り。
- 本作は基本的にあらすじの通り
- 大亜細亜連合により一条将輝が標的になる
- 達也にとって新たなチャンスが到来するも新ソ連の新たな魔の手が迫る
- ロッキーディーンが日本に、、、
というところで、今回は前巻の続きという感じで話が進んでいきます。
終盤にいくにしたがって、これまでの敵陣営の積み重ねが雪崩のように襲いかかってくる場面の盛り上がりは非常にサスペンスです。
ただ達也や深雪にとって、読者にとっても非常にポジティブでワクワクする展開もありますので、この作品もクライマックスに向かっているというのを実感します。
これまで社会に虐げられてきた達也の物語が良い方向に向かっていることが非常に喜ばしい。
戦闘以外でも止まらない達也無双、ファンは見逃せません!
ということで、ここからは結末がどうなったかも感想込みで解説していきますが、未読の方は必ず読んでから本記事を参照するようお願い申し上げます。
10巻感想(ネタバレあり)
10巻の要点をまとめつつ、印象に残った点を書いていきます。
完全にネタバレありです。ご注意を。
10巻の流れ(ネタバレ)
- 大亜連、将輝暗殺チームを金沢へ送り実行(失敗)
- 新ソ連、達也暗殺チームを送りこむも当然失敗
- 達也、四葉恒星炉事業の全権責任者となる
- 達也、ハワイカウアイ島の基地跡地をアメリカ大統領候補より譲られる(プラント海外進出)
- さらに達也、国後島を日本政府より受領することを提案され、契約
- 国後島という広大な土地の実効支配権を手に入れた四葉の登場人部の脳裏には、深雪が将来的に女王の座に着くことが夢想される
- ロッキーディーン、物語前半で描かれた大亜連や新ソ連の暗殺を隠れ蓑にして大亜連のマフィア三合会と共に日本に潜入
- ディーンと三合会、日本の呪術的エネルギーの収束地である日立市でテロを実行、荒れ狂う魔法的エネルギーの中、最大威力のギャラルホルンがディーンの命と引き換えに解き放たれる
こんな感じです。
プラント事業の海外輸出や日本の国後島が四葉のものになるなど、作者の佐島先生もあとがきで「ラストが見えてきた」という発言もありますが、今回は物語が大きく動いた回になりました。
作中にも描かれましたが、達也の思い描く魔法師の未来へ足がかりになりそうです。
国後島をめぐる元老院メンバー姉小路との政治的なやり取りはなかなかの緊迫感でした。
しかし新ソ連対策に国後島を貸与するとは、日本政府や元老院も思い切りますな。
それにしても夢想された深雪の女王姿の挿絵はゾクゾクしましたね。
達也の魔王化もまんざら絵空事ではなくなってきました。
日本の北に鎮座するアンタッチャブルな魔王、、、あり得ます。
そしてラストに向けての敵が一体何になるのかも重要ですね。
もはやヨーロッパ圏とUSNAを取り込みつつあるので、世界的には新ソ連と大亜連しか敵対していないですが、もはや敵ではないですし。
果たしてギャラルホルンがラスボスにあたるのかどうか、、
はたまた暗躍するアメリカの使徒が立ちふさがるのか、、
次の巻は鍵になりそうです。
まとめ:ネタバレ
10巻まとめです。
- 国後島に四葉王国、爆誕!
- 女王・四葉深雪、即位間近!
- 恒星炉プラント、アメリカ進出!
- ロッキーディーン、魔法に飲み込まれ死亡!
- そしてギャラルホルン、日本を混乱の渦に、、、
という感じです!
ラストに向けて盛り上がる10巻でした!
そんなわけでまた次回
ではでは
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