【感想】新・魔法科高校の劣等生 キグナスの乙女たち5巻【ネタバレあり】
今回は新・魔法科高校の劣等生 キグナスの乙女たち5巻の感想を書きつつ、内容を振り返っていきます。
本記事の感想部分はネタバレ記事となっていますので、未読の方はご注意ください。
↓今回の作品
では、目次です。
あらすじ
◆全日本マジック・アーツ大会に向け合宿に臨む茉莉花。助っ人はあの人物ーー!?
白熱の九校戦が幕を閉じて充実感に浸るアリサたち。だが茉莉花にとって夏はまだ終わらない。全日本マーシャル・マジック・アーツ大会が目前に控えているからだ。
宿命のライバル・一条茜への雪辱に燃える茉莉花は、更なるレベルアップのため、マジック・アーツ部の合宿に参加する。
同行するアリサたちと特訓をしたり、川原で水遊びをしたりと楽しくも充実した日々を過ごす茉莉花だが、打倒・茜へあと一歩何かが足りずに悩む。
そこに助っ人として現れたのは、第一高校伝説の卒業生・司波達也の友人だった、千葉エリカと西城レオンハルトで――。(引用:『新・魔法科高校の劣等生 キグナスの乙女たち5巻』)
おすすめポイント(ネタバレなしで)
今回のおすすめポイントは以下の通り
- 今回は「部活動青春魔法格闘技バトル」
- エリカ、レオ登場!
- 徐々にクロスしてくる「あの人」
今回『新魔法科』も第5巻。
率直に言って、結構面白くなってきました。
過去の『魔法科』はシリアス展開が多かった作品だけに、正直この続編「キグナス」での乙女青春展開に面食らっていました。
ちょっとこれは今後読むのがキツイかもなと。
ずっとキラキラ女子高生物語なんだもの。
これまで『魔法科高校の劣等生』といえば魔王(?)司馬竜也の暴れるバトル展開。
登場人物も容赦なくBANされてしまったことも数知れず。
それに比べるとこの『新魔法科』は本当に普通の学生生活。
4巻でもお馴染み「九校戦」が描かれました。
今回も部活動が話の中心で、茉莉花の全国大会への道がメインストーリー。
チャイニーズマフィアが暗躍するでもなく、暴走ロボもいないわけで。
そんなわけで高校生らしくラブコメの波動もありつつ、部活動の様子に中弛みを感じながら読む5巻でしたが、その修行の道中出会うのが、あの人、そしてあの人。
全国大会の相手高校のOBもあれ、あれ、この人は!
という感じで出てくる人間関係も、出てくる魔法も、徐々に伏線がはり巡らされてきた感じです。
これは次は化けるかも知れませんよ、、、。
アリサについてはこの先「本編のあの方」に絡んでも良いくらいの深みが出てきたと思います。
ちなみに「『魔法科高校の劣等生』のファンだけど「新魔法科」は未読だ」というの方はまずは1巻だけでも読むと良いと思います。
ということでここからはネタバレ感想回です。
感想ネタバレ
ということでここからはネタバレ全開で行きます。
といっても別にそんなにネタバレすることも無いというか、あらすじのまんまなんですけど。
話の土台にするので5巻の流れは確認しておきます。
・冒頭
九校戦の打ち上げ、夏休みについて話す(泳ぎたい)
・序盤
茉莉花夏合宿決定
茉莉花以外も全員参加可能なので水着を買いに行く(今回は水着回)
・中盤
合宿参加は魔法格闘部と山岳部、OBOGも参加多数
硬化のレオ、カリスマエリカ現る
司馬達也の話題がたくさん出る
・終盤
茉莉花、エリカの技(グラムデモリッション的剣技)にハマり、気もそぞろ
予選突破するも部長には負ける
アリサ、茉莉花のためにエリカの技っぽい無系統魔法を練習し発動、気を失う
・ラスト:茉莉花、全国大会準決勝で部長を下す
決勝では一条家の一条茜(第3高校)と宿命の死闘
身につけたアリサの技で優勝
という感じでしたかね。
最初から中盤は中学生日記かなという感じで随時ふわふわしてましたね。
中身が無くて読むのめっちゃ早かったです。
反面、決勝は格闘技を生で見ているような迫力で、なかなか熱い展開でした。
これで茉莉花は18歳以下では茜を超えて「日本一強い女子高生」になりました。
これは軍部や警察、十文字も放っておかないはずです。
十の系譜でいうと過去には達也と敵対した遠山さんもいましたし、きな臭い匂いがしなくもありません(邪推)。
それにアリサ、劣化版ですがグラムデモリッションを素手で使っていたので、やはりさすが十文字、高い魔法適性というかセンスがあるのだと思いました。
体に負荷を負いやすく、魔法センスがあって、才能豊かで優秀な訳ありの十文字の美少女、、、。
これはメイジアンカンパニーが放置しないでしょう。色んな意味で。
最終的にメイジカンカンパニー十師族が誕生しそう。
アリサはこの5巻でたびたび話題に上がった達也に不信感を持ってるみたいなので、どのような形かわかりませんが対立構造のようになっても面白いのかなと思ったりしました。
それにしてもレオやエリカ、一条将輝に真紅郎などなど懐かしの面々が登場してくると物語が動くのではないかと考えたくもなります。
エリカ相変わらず強い。
伏線といえば、メイジアンカンパニー5巻では、十六夜が登場してきたことにも驚きました。
そもそも現在達也に雇われている遠上遼介は遠上茉莉花の兄ですもんね。
そろそろ大々的に交わり事件になりそうな2作品。
チェックするなら今の内かもしれませんね。
まとめ
ということで5巻でした。
ここまで『キグナス』では生死に関わる戦いは行われていないですが、今回達也が話題に上がってきたことで徐々に変わっていくのかもしれません。
青春ゆるふわ百合物語も良いですが、魔法科の世界はまだまだ権力者をはじめとして魑魅魍魎が跋扈していますので、それはそれで面白いような気もしています。
いずれにしろ5巻、ちょっとおもしろくなってきました。
要チェックです。
今回はここまで
それでは
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