【感想】魔法科高校の劣等生 夜の帳に闇は閃く3【ネタバレあり】
今回は感想記事です。
この記事は完全にネタバレありですので、内容を知りたくないという方はご遠慮ください。
それではまずはあらすじから紹介していきます。
夜の帳に闇は閃く3 あらすじ
闇を駆ける黒羽の双子だが、文弥に春の訪れが……?
2099年6月10日、文弥と亜夜子は19歳の誕生日を迎えた。達也や深雪、リーナにお祝いされ、束の間の休息を楽しむ文弥たち。
だが、黒羽家の東京拠点を任されるふたりに新たな任務が。人さらいが増加しているため、文弥が調査へ向かうと、魔法大学に通うロシア系ハーフの阿部ミラがさらわれている現場に遭遇する。文弥は難なくその場を対処する。
ミラは四葉家の遠い親戚で、旧ロシアの大富豪の愛人の子孫だったため、今後もロシア人に狙われる可能性が高い。
そのため、文弥と亜夜子が護衛につくのだが、命の危機を助けてもらったこともあり、ミラの文弥への態度がどこかぎこちなく……?(電撃文庫)
次はこれを踏まえ、ネタバレなしの感想です。
概要(ネタバレなし)
『魔法科高校の劣等生』と続編である『メイジアンカンパニー』のほぼ間の時系列に位置される『夜の帳に闇は閃く』。四葉一族の傍流である黒羽家の双子・黒羽文弥と亜夜子が引き続き主役となっております。本冊はその続編で3巻です。
ということであらすじにある通り、今回は文弥と亜夜子が引き続きロシアンマフィア関係の"お片付け"をするお話となっています。
作者さんもあとがきで書いている通り、アクションあり、青春あり、ラブありの文弥と亜夜子を中心としたキャラ小説となってきました。
本編にも出てほしい濃い新キャラ(主に黒羽家の執事たち)も続々登場しており、黒羽姉弟を中心の世界観が広がっています。
アニメ3期で"黒羽推し"になった方には相変わらずおすすめの作品となっています。
次は忖度なしのネタバレあり感想戦です。
感想(ネタバレあり・忖度なし)
ここからは本の内容に入っていきますので、実際に読んだ上でお読みください。
また当ブログ筆者の個人的な感想も含みますので予めご了承ください。
ということで忖度なしの感想戦です。
面白かったところ
今回面白かったのは、本編に関わりそうな設定やキャラが出てきた事です。
具体的には「黒羽姉弟の母」。
表向きは一般美女(稼業にノータッチ)ながら文弥の上をいく情報収集力と洞察力など、正直明らかに空気が普通じゃない。
なんなら父の貢より凄みを感じます。
文弥はさておき、亜夜子に対しては普段からお小言があるような描写もあったので、2人の交際や結婚のような話が出てくると母が出張ってきてめっちゃ面白くなるのかなと思ったりもします。
他にも新キャラで言うと、江戸時代から続く忍者家系の庄司ルナなんかも面白いなと思いました。
この黒羽シリーズでは文弥や亜夜子は外国のスパイ・内閣情報局・公安警察なんかとやり合うお話ですし、シノビ系警察官の空澤も含めての闇バトルが今後も展開されるだろうなと思うと楽しみです。
今後の展開に期待したいところ
今回のお話は端的に言って「阿部ミラと文弥、空澤と亜夜子のちょっとした恋模様が描かれつつ、ロシアンマフィアをやっつける」お話でしたが、ハッキリ言ってパンチがちょっと弱かった。
というのも、
基本敵が雑魚なんで戦闘がちょっと見どころが無いな、、、というところもあるし、文弥と亜夜子それぞれのプライベート面での動きも非常に地味ですよね。
阿部ミラも空澤もそんなにクセが無いし。
スピンオフのスピンオフみたいな小説なので難しいとは思うのですが、黒羽姉弟を描くなら、バトル面かプライベート面かどっちかに大事件が起こるくらいの振り幅が欲しいところではあります。
お母さんが急にお見合い話持ってくるとか。
まかり間違って九重八雲の弟子たちとバトる必要が出てくるとか。
今のままだと敵も弱くてドラマも弱いので、キャラの紹介はそろそろ終わりにして黒羽家のドラマが動いてほしいですかね。
黒羽家は諜報で暗躍お片付け系なので、、、難しいかな。
今回の敵は陸軍諜報部、とか、どうですかね。
理由が難しいけど。
ということで、最後はまとめです。
まとめ
今回は『魔法科高校の劣等生 夜の帳に闇は閃く3』の感想をお届けしました。
それなりに面白かったですが、さらなる爆発を期待したいところです。
そんなわけでまた次回
ではでは
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