【※ネタバレあり】ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか ファミリアクロニクル episodeヘイズ【感想】

【※ネタバレあり】ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか ファミリアクロニクル episodeヘイズ【感想】

ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか ファミリアクロニクル episodeヘイズ (GA文庫)

 

さて、『ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか』の外伝『ファミリアクロニクル・アスフィ編』の感想です。

 

 

本作は本編21巻、外伝『ソードオラトリア』と3冊同時発売という狂気のスケジュールとなっております。

先に言うと、今作は他の2冊とは内容的に関係はありません

ということで、万人というよりはダンまちファン向けの「掘り下げ作品」として読む作品かなと思います。

 

 

今回の感想は前半はネタバレなしで、後半はネタバレ全開で書いていきます。

それではいきましょう!

 

 

あらすじとネタバレなし感想

彼女は如何にして、女神の黄金へと至ったのかーー

それは神の眷族が紡ぐ歴史の欠片――。
強過ぎてウルトラ自己中の勇士達に振り回される毎日を送るヘイズ。その日は珍しく休暇を満喫できる筈だったが――。
「わぁー! 魔女様と聖女様の夢の共演、見てみたいな~!」
「――行きましょう!!」
街娘の一言でまさかの聖女とパーティを組むことに! 全ての鍵を握る賞金首『血濡れのトロール』を巡り、オッタル達強靭な勇士も動き出す!
「いつか、本物の黄金に」
挫折と再生を繰り返す黄金の昔日、白兎の繁殖を目論む豊穣大作戦も収録されたクロニクル・シリーズ第五弾!

(引用:GA文庫)

 

ということで、リューやフレイヤ、アスフィに続く"強烈サブキャラ"の掘り下げシリーズ『ファミリアクロニクル』。

今回のメインキャラはフレイヤファミリア所属、作中屈指のヒーラーこと「ヘイズ・ベルベット」です。

 

 

内容は3部構成で以下の通り。

  • 1,本編半年前「血濡れのトロール事件」を描いた『黄金の魔女』
  • 2,ヘイズの知られざる半生を追いかける『Gullveigの産声』
  • 3,21巻後に起きた衝撃の破廉恥小噺『豊穣大作戦!!!』

というところで、ヘイズの魅力、そしてフレイヤファミリアをたっぷり味わいつくせる1冊となっています。

歴戦の『ダンまち』フリークはもちろんチェックしていると思いますが、アニメ5期を見て気になった人も気軽に楽しめる外伝です。

 

 

ということで。

ここから先は読んだ人限定の「ネタバレあり感想」です。

 

 

ネタバレあり感想

 

そんなわけで、ここからはネタバレありです。

まず、全体の感想としては、一言で言うと、「楽しい外伝だったな」という感じです。

というのも、今回は物語の行く末を左右するような情報はあまり見られず、これまで登場したキャラたちとの"絡み"を存分に楽しめたからです。

変に考察しないで楽しんで読むことに集中出来ました。

 

 

各エピソードのダイジェスト

その上で、今回の3つのエピソードを軽く紹介。

1,黄金の魔女~The Golden Witch~

本編開始の半年前。フレイヤファミリアで激務をこなす"黄金の魔女"ヘイズ・ベルベッドは、ひょんなことから"銀の聖女"アミッドとともに、ダンジョンで起きている奇怪な事件の調査に乗り出すことになる。

2,Gullveigの産声

竜に破壊された北方の町。そこには、救ってくれた女神に羨望のまなざしを向ける、一人の幼い少女の姿があった。これは後に"黄金"と呼ばれた少女の、死闘と嫉妬の物語。

3,豊穣大作戦!!!

一体どうしてこうなったのか。今夜、白い兎は、女から逃れることは出来ないー。

ということです。全然わからないと思いますが、まぁ特に今回はかなり箸休め的な外伝ですし、ネタバレ感想を読んでる人は本も読んでいるでしょうということで。

ほか気になった部分を2つほど感想として書いていきます。

 

 

①さらに掘り下げられたフレイヤファミリア

今回は本編に繋がりそうな伏線とかは無かったですが、どちらかというと「これぞ外伝」と情報補完が凄まじかったです。まさにライトノベル世界という感じ。

特に今回気になったのはフレイヤファミリアの掘り下げです。

具体的に言うとフレイヤファミリアの幹部候補組についてです。

オッタルなどLevel5以上の化物幹部陣についてはけっこうファンは知り尽くしているので、Level4の幹部候補やそれに関わる中心メンバーの情報掘り下げは面白かった。

  • ヘイズ:Level4、都市双璧の回復職の1人、"満たす煤者達"の長
  • ヘルン:Level2、"女神の付き人"、侍従頭
  • レミリア:Level4、ヒューマン、小柄で真面目、ベルの指導係だった
  • ラスク:Level4、ヒューマン、比較的常識人の男性、ベルの指導係だった
  • ヴァン:Level4、半小人族、"石火"、鬼軍曹、黒服(幹部候補)
  • メルーナ:Level4、エルフ、魔法剣士、黒服(幹部候補)

とかほかにも色々出てきてはいました。ルスタンとかね、ターナとか(このあたりのメ名前を見るとメルーナを含め死んでしまったのが悔やまれますが)。

フレイヤファミリアはLevel5以上の幹部以外はどういう組織構成なのか雑然としているなというイメージだったのが、今回かなり整理された感じで、そこは良かったですね。

今までは「幹部、ヘイズ、ヘルン、あとはモブ」みたいな感じでした。

でも例えば「黒服」のキャラはちょっと立場が上、というか"強靭なる勇士"一歩手前って感じとか。

まさに掘り下げ。組織図は楽しい。

今後アニメを見直したときに「あ、コイツ服黒い!強いんだ!?」とか思えますよね。

「やっぱりヴァンって結構強い方なんだ、、、」とか、

「でもベルの方が強いんだ、ベルすげぇ、、、」とかね。

今思い返してみると、アニメではモブや服の色など、この辺りまでしっかり描いていて、ちょっと画像を見ただけでも愕然とします。

例えばアニメ第5期のフレイヤファミリア集合画。

このヘイズに抱き着いてる二人って明らかに今回たくさん出てきたロナとイルデ(ともにヘイズの部下)ですよね。

外伝に逆輸入だったとしても、こんなにちゃんと描いてくれるとは。

テンション上がりました。

しかも最後のお馬鹿エピソードではこれまでモブでしかなかったレミリアさんのいけないシーンまで、、、。

ふぅ、全然ダメじゃないです。合法です。ありがとうございます。

今後もこういう外伝が良いですね。ネルナッティ劇場爆誕に期待します。

 

 

②フレイヤはベルに出会わなければ無敵だった説

今回感想として考えたのは、フレイヤについてです。

今回のエピソードを通じて、ヘイズとフレイヤの、なんというか"師弟愛"みたいなものにはかなり感動しました。

ヘイズはファミリア加入当初、オッタル達のような"強靭なる勇士"になりたかったわけですが、実力が伸びず、自分を追いつめ続けた結果、"回復魔法"というファミリア内では唯一無二の存在となっていくことが出来ました。

思い描いていた方向との違いに挫折もありましたが、フレイヤとのコミュニケーションによって、それが彼女の居場所となったわけです。良い話だ。

と、ここでフレイヤファミリアについて考えてみると、

  • ロキファミリアを凌ぐ都市最強の第1級冒険者集団が幹部
  • 都市唯一のLevel7がいる
  • 都市に2人しかいない軍師の1人がいる
  • 幹部候補も揃ってLevel4
  • 都市双璧の回復役の1人を擁するなど、バックヤード陣も隙無し
  • 都市の内外に信者ともいわれる協力者が多数
  • フレイヤの権能(魅了)に逆らえる者はおらず、彼女自身の人心掌握術や権謀術数も凄まじい
  • 彼女たちを凌ぐゼウス・ヘラの両ファミリアは無くなった

こんな感じでですね。

なぜ負けた。。。

結局フレイヤがベルに出会って、惚れたから負けたということで。ベルおそろしや。フレイヤがベルに出会わなければ、都市最強のまま、つまり世界は彼女のものだったということ。

それが最終的に「好きです」「ごめんなさい!」で都市最強集団が消滅するとは。。。

まーみんなハッピーそうだから良いかと思いつつ、でもヘイズが今回の作中で示唆してくれたハーレムラブコメの影の部分はメタ的でちょっとドキッとしました。

確かに平和的に見えて、もうフレイヤ様の芽は無いわけで。

最終的に『ダンまちは』どうなってしまうんでしょうかね。

 

 

まとめ

ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか ファミリアクロニクル episodeヘイズ (GA文庫)

というわけで、今回のまとめ。

  • 今回はヘイズの魅力が大放出
  • 1stエピソードは、アミッドとコンビで大活躍
  • 2ndエピソードは、ヘイズのフレイヤファミリア加入から苦悩の道のりが描かれる
  • ラストエピソードは、ダンまちお馴染みちょっとHなコメディ編

 

そんな感じです。かなり面白かったです。

他については記事内容を読んでください。

 

 

そんな感じで次回も期待します。

それでは!

 

 

■今回取り上げた小説はこちら

 

 

 

 

 

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