【感想・ネタバレ】ソード・オラトリア14巻 ダンまち外伝【ロキファミリア3傑の出会い編】
今回はダンまち外伝「ソード・オラトリア」第14巻の感想を書きつつ内容など解説していきます。
本記事はネタバレ記事となっていますので、未読の方はご注意ください。
この記事で面白いなと思った方は是非本を読んでください。
↓今回の作品
では、目次です。
あらすじ
「フィン、リヴェリア、ガレス! Lv.7到達おめや~~~~~~!!」
【ロキ・ファミリア】三首領、都市最高位に到達す――。激震とともに走り抜けた一報に、都市が、学区が、そしてアイズたち冒険者が驚きと歓喜に包まれる。
更なるステージに上り詰めるフィン達に多くの者が祝福の声を上げ、希望の未来を夢見る中、彼等の主神は提案する。
「うちからのお願いや。後悔も喜びも思い出して、いったん、初心に戻らんか?」
それはパルゥムの冒険。
それはハイエルフの旅立ち。
それはドワーフの雄飛。
【ロキ・ファミリア】を生んだ、始まりの三人の物語が今、明かされる。
これは、もうひとつの眷族の物語。
――【剣姫の神聖譚(ソード・オラトリア)】――
(引用:『ソード・オラトリア14巻』)
おすすめポイント
12巻で描かれた苛烈で最大の戦いを終え、13巻ではロキファミリアのとある少女の新たなる一歩が描かれました。
そして今回は、ロキファミリアの中心たる3人の偉人と1柱の出会いが描かれます。
まだ「何者でもなかった彼ら」の邂逅と旅立ち。
これぞ外伝。まさに青春。
今頂点に立つ彼らのバックストーリーが「ダンまちファン」を熱くさせます。
ファン垂涎の1冊です。
ではここからネタバレいきます。
読む前の方はここでいったんストップし、ぜひ読んでから感想へどうぞ。
感想ネタバレ
三賢人、Level7同時達成!!
あらすじにもありますが、このお話はロキファミリアの中心である3名、小人族の団長フィン、ハイエルフの魔導士リヴェリア、ドワーフの大戦士ガレスの「Level7達成」の宴会から幕を開けます。
というか14巻はこの3人+ロキがする思い出話に終始しますので、展開として大きく動くということはありませんでした。
箸休め回と言えるかもしれません。
しかし現在の世界最強Level7を3人抱えているというロキファミリアの戦力はとんでもないですね。
さらにLevel6が4人、Level5は1人、Level4・3がザラという。
もはや世界最強といって差し支えなさそうです。
ちなみに他の強烈な勢力として存在したフレイヤファミリアは本編18巻の事件の結果「事実上解体」という表現がなされていました。
全員が移籍という形ではないようですが、、、どうなんでしょうかね。
(※本編18巻についてはこちら↓)
それと前巻で明らかになった「学区」も割と強い戦力として言及されていました。
所属するナイト・オブ・ナイト(たぶんレオン先生)はLevel7という噂だし。
これも気になるところです。
いつか明言されるんですかね。
(もうされてたらすみません。)
さらに学区でいうとルークたちエリートチームはまだロキファミリアには入ってないみたいですね。
今後の絡みが楽しみだし、ルークがベートにボコら、、、鍛えられる様を妄想したりします。
「フィン」になった小人とロキ
さて、話に戻ると、まず語られたのは「フィンディムナ」爆誕の様子。
彼も苦労していましたね。
「一族再興。」
知識を身につけ野望を持つも、結局村では蔑まれる。
さらに両親は村を襲ったモンスターから彼を守って、、、。
最期になけなしの「勇気」を見せて、、、。
泣けました。
確かに弱肉強食のファンタジーワールドでは「小人」はツラい立ち位置です。
ロードオブザリングの「ホビット」を思い浮かべて貰えればと思いますが、やっぱり戦闘ではなかなか立ち回り厳しいですよね。
そんな彼が小人族語の「光」(フィン)を名乗り、自分の無力を感じて「勇気」を旗頭に心技体を鍛え、ロキと出会って恩恵を受け、無双していく姿に主人公感を見ました。
山に籠って彼を鍛えた師匠、いつか出てくると良いなぁ。
フィンは行きついた村でモンスター相手に大立ち回り。
戦い終わった後仲が良かった村の女の子に怖がられ、ロキに茶化されつつ見守られるところまでセットで「ジャンプ読切主人公または新連載の第1話か」と思いました。
素晴らしい出来。
なぜ彼は本編の主人公じゃないのだろう(笑)。
加わる2人目と3人目
話はその後リヴェリアとガレスを仲間にする場面に続いていきます。
リヴェリアは王女そのものだったんですね。
ハイエルフ(王族)だっていうのは知ってましたがまさかモノホンの王家だとは。
この世界のエルフのトップオブトップじゃないですか。
こうやって設定が回収されていくのも外伝の魅力でしょう。
従者エルフのアイナ(本編エイナの母)も出てきてガンガン回収されていきます。
世界を見たいリヴェリアの口調が今よりちょっと若いのがとても尊いです。
あと最初から魔法がやっぱりチート。
さらにガレス。
この世界のドワーフ族は割と経済社会の割を食ってる感じなのですが、ガレスもその一人。
なまじ喧嘩が強い(というか異常な逸材)がために「帝国」権力者に事故的に暴力をふるってしまい一族みんなが冷遇されてしまったという。
集落の境遇を一人で背負い込んで自分をあきらめている男の中の男。
本当は熱い喧嘩に明け暮れたいガレス・ランドロック。
ちなみにどれくらい強いかというと、たまたま現れてしまったラムトン(Level4のベルが苦戦した)に恩恵なしで殴り合える。
こいつもチートだったか、、、。
そんな感じで紆余曲折あって、
「行ってくれ!アニキ!」
背中を押す弟分と一族の仲間。
いやこれ完全にワンピースのフランキーやん。
でも泣ける。
なんぼであっても良いんですよこんなん。
そんなところで、今回はここまで。
最後はガレスが「旅立つ前に勝負じゃ!」とか言ってチート新人冒険者3人で殴り合って終わるとかいうまさに青春の1ページ。
とてもジャンプの1~3話という感じでした(笑)
まとめ・展開予想のポイント
さて、あとがきで「今後はダンジョンアタック」という話がされました。
具体的にどうこうの言及はないですが、
やっぱりここまで来たら残された最後のクエスト「黒竜討伐」につながっていくのかなと思うところ。
でも黒竜がいるのは世界の果てという話だし、、。
でもダンジョン探索の先にも秘密の何かがあるようだし、、。
それと「帝国」ですね。
ちょっと言及が多くなってきました。
ファミリア形態のようですし。
これはそのうち本編でも出てきそうです。
というところで本編よりも冒険感あふれる『外伝ソード・オラトリア』。
どうなるのでしょうか。
今回はここまで
それでは
↓今回の作品
↓こちらもおすすめ
✓あわせて読みたい