ガンダム水星の魔女「プロローグ・ゆりかごの星」感想まとめ

ガンダム水星の魔女「プロローグ・ゆりかごの星」感想まとめ

f:id:yamadaman0618:20221116180151j:image

 

第0話:前日譚「PROLOGUE」感想


f:id:yamadaman0618:20221116180242j:image

f:id:yamadaman0618:20221116180214j:image

こちらは第0話及び第1話との幕間を描いた公式小説の基本的にネタバレありの感想になります。

ネタバレを知りたくないという方は閲覧注意です。

 


公式のあらすじ

小惑星に建造されたフロント、フォールクヴァング。

ヴァナデュース機関のラボでは、ガンダム・ルブリスの稼働実験が行われていた。

評議会から課された条件をクリア出来ないままのルブリスに、焦燥感を募らせるテストパイロット、エルノヤ・サマヤ。

その日は彼女の娘が4歳を迎える誕生日だった。

 

 

詳しいあらすじ&所感

ガンダムを見続けてきた筆者。

期待に胸膨らませます。

 

 

今回のガンダムは「ガンダムを知らない世代に向けた作品」ということで、新しいメッセージや現代のいわゆるz世代に向けたものかなと予想しながら視聴しました。

 

 

散文ですが、以下あらすじ&所感です。

 

 

・学園ガンダムと聞いていたので「ほのぼの作品」かと思ったら、がっつり軍事産業バトルもの。カチコミあり、戦闘ありの今までのガンダムほぼそのものだった。ただし宇宙世紀の世界線ではなくアナザーなので正史とは無関係。

 


・舞台は宇宙。

 


・主人公パイロットはエルノヤ(女児4歳)。

両親は宇宙テクノロジー会社にお勤め。お誕生日に競合他社にカチコまれて父親は殉職、テストパイロットの母親と共に逃避行と相なる。

 

 

・主人公は逃げ込んだモビルスーツの中で偶然パイロットに適正、4歳ながら敵機3機を秒殺。追手の相手エースにも互角以上のバトルを見せる。いわゆるファンネルのようなガンビットもすごい。ただ本人には戦闘の意識はなくゲームのつもり。「お星様みたいで綺麗だね」。

 

 

・この作品のガンダムは「ガンドアーム」とされており、人類が宇宙に生きるための必要拡張機能の1つと位置される。主人公陣営的には兵器開発よりも先端福祉及び医療&未来技術産業としての位置付けている。ただし軍事会社による買収で武器は所持。しかもAI(意思)持ち疑惑。

 

 

・ガンドアームは操縦する上で人体への悪影響がある。

具体的には鉄血のオルフェンズのように機体と人体が連結され負荷が掛かる。あくまで「使える兵器」としてモビルスーツを開発したい買収先はそこが気に入らず、突出した技術を持つ主人公陣営を開発基地ごと駆逐しようとする。

 

 

・主人公エルノヤ(4歳)は一緒に機体に乗り込んだ母親と共に抵抗するも、故郷とも言える陣営はこの時点で壊滅。

さらに先ほど述べたようにエルノヤは自分が撃ち落としたことの自覚すらない。さらに最終的にはガンダム開発技術は敵方陣営のものとなり、開発は表向き禁止される。つらい。

 

 

感想

このプロローグは「この物語の世界観を分かりやすくするために作られた設定資料的な位置付け」となっている。

とりあえずまず作画はすごい。

 

主人公ホーム陣営は崩壊、たくさんいた仲間も父親も戦死、母親と2人夜逃げの如く敗走。

全て奪われ、ただ生を掴んだのみ。

そして我こそはと正義をのたまうヴィラン。

 


スターウォーズもびっくりの悲壮なスタートで、がっつりガンダムだった。

ほんとに学園ものになるのだろうか?

 

 

幕間:公式小説「ゆりかごの星」感想

f:id:yamadaman0618:20221116180256j:image

ホームページでのみ読める公式小説「ゆりかごの星」についての感想です。

1話までの間を埋める役割をしています。

こちらも散文ですが、あらすじ&所感。

 

 

あらすじと所感

・この小説はガンダムエアリアルからの視点で、プロローグから第1話までの合間を埋めるストーリーが語られる。

「視点を持つ」ということはやはり意思を持つのだろうか。

 


・母子2人と1体は事件後、水星に逃れている。

この時点で主人公の名前が「エリクト・サマヤ」から「スレッタ・マーキュリー」に。人自体は変わっていないようだが、これも何かの伏線だろうか。

 

 

・「ガンダムエアリアル」はこの時点で初出。

プロローグ登場の「ルブリス」の完成品と考えられる。

 

 

・小説内には母親も登場。水星移住後は技術者に転身。地球と水星を行ったり来たり。彼女たちを害した評議会への復讐心だけを頼りに生きている。

 

 

・水星の過酷な環境と人間関係の中で成長するスレッタと、見守るエアリアル。

まるで兄弟姉妹のような関係性。

 

 

・小説の最後にはスレッタのアスティカシア高校へ転入が決まる。

学校経営元は自身らの全てを奪った「ベネリットグループ」。母の復讐心など子細を知らず、純粋な夢を胸に抱いてスレッタは水星を旅立つのだった。

 

 

感想

まず疑問なのが、スレッタの名前がエルノヤから変更になっている点。

正直同一人物なのかよく分からない。

 

 

しかし、ガンダムに異様な適性がある点では第0話と共通しているので、現段階では同じと考えるのが妥当と思われます。

 

 

内容面では、母親はスレッタを利用しようとしている感がすごいですね。

スレッタは真面目というか純朴に学校への憧れがあるようなので、ここでもすでに悲劇の匂いが漂っています。

 

 

このあとスレッタがベネリットグループとどう関わっているのか、非常に気になるところです。

 

 

まとめ

今回は第0話と幕間小説について感想をまとめました。

 

 

ここまでの気づきとして、これまでの作品よりも確かにそこまでメカニックに要点を置いていないということが感じられます。

サラっとしているというか。

 

 

もちろんロボットアニメなので作画やモビルスーツデザイン、武器デザインは凝っていて旧来ガンダムファンへの忖度とまでは言いませんが、バランスは取れていますが、全く知らない人には嫌味にはならない感じですよね。

 

 

「ガンダムシリーズを見てないとわからない」みたいなことは全くない無いというか。

 

 

そういう意味で第0話は「この世界のガンダムとはこういうものなのです」という前置きをしていますが、ストーリーラインや小説はどちらかというと人間ドラマに焦点を置いている感じです。

 

 

さらにガンダムである「エアリアル」にまで心というか人間性を与えてます。

ということは、これは人なのか?

お前、人なのか?

俺たちの心を壊しにくるのはお前なのか??

 

 

ということで悲劇もあってガンダム味も出しつつあるところですが。

どんな第1話になるのでしょうか?

 

 

座して待ちたいと思います。

 

 

それでは次回へ、レディ・ゴー!

 

 

www.yamadamanblog.com

 

 

✓あわせて読みたい

www.yamadamanblog.com

 

©︎yamadamanblog all right reserved