【感想・ネタバレ】アストレア・レコード2 正義失墜 ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか英雄譚

【感想・ネタバレ】アストレア・レコード2 正義失墜 ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか 英雄譚

アストレア・レコード2 正義失墜 ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか 英雄譚 (GA文庫)

 

今回はダンまち外伝「アストレアレコード」2巻(全3巻)の感想を書きつつ内容など解説していきます。

本記事はネタバレ記事となっていますので、ご注意ください。

 

▽関連記事:過去編設定などもこちらで記載

1巻の感想はこちらへどうぞ

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では、目次です。

 

 

 

あらすじ

後に『死の七日間』と呼ばれる、オラリオ最大の悪夢が訪れる――。

闇派閥(イヴィルス)による大攻勢にさらされた迷宮都市。街を支配した『巨悪』に抗う冒険者たちだったが、悪辣な計略、終わりのない襲撃、更には守るべき存在である民衆にも非難され、次第に消耗していく。知己を失い、自らの正義が揺らぎつつあるリューも同じだった。そして、そこへ畳みかけられる『邪悪』からの問い。

「リオン、お前の『正義』とは?」

崩れ落ちる妖精の少女は、黄昏の空の下で選択を迫られる。
これは暗黒期を駆け抜けた、正義の眷族たちの星々の記憶(レコード)――。

※電子版は紙書籍版と一部異なる場合がありますので、あらかじめご了承ください

 

おすすめポイント

本作品は「ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか」の外伝にあたる作品で、全3巻の2巻目です。

 

 

前回に引き続きアストレアファミリア時代のリューが中心になっており、

過去に繰り広げられた闇派閥(イヴィルス)との最後の抗争の様子が描かれます。

 

 

本編につながる重要な物語設定やキャラ情報、そしてリューの過去回想に登場したアストレアファミリアのストーリーが描かれています。

「あのキャラは昔はこうだったのか!」という胸熱がたくさん出てきます。

なので、ダンまちファンは必見と言わざるを得ません

 

 

また全3巻で1つのエピソードとなっていますので、まだ1巻目を未読の方はそちらからお読みください。

 

 

話の流れとネタバレなど

2巻目は「敗北のオラリオ」

2巻は徹底的に敗北したオラリオの様子が描かれます。

前回の襲撃ではロキ・フレイヤファミリアの第1級冒険者も元ゼウス・ヘラファミリアの2人やイヴィルスの高レベル幹部に敗北。

姦計も防げず、多数の犠牲者を出してしまいました。

ここで一時引き上げたイヴィルスの狙いは、「都市の疲弊」。

嫌がらせのように都市を取り囲み、小さな襲撃・殺戮を繰り返していきます。

また、街を守れなかった冒険者に対する市民の反感も高まっていきます。

懸命に抗おうとする冒険者たち。

しかしそんな中、リューはアーディを救えなった悲しみと目の前で蹂躙を許さざるを得なかった自身の力の無さ、そして市民からの心無い批判により、正義を見失ってしまいます。

 

アスフィ吠え、リュー立つ

一部暴発した闇派閥の陣営が、市民を無差別襲撃。しかも自爆作戦で手が付けられません。

ここをアスフィ率いるヘルメスファミリアが対応します。

このアクシデント的に発生した襲撃の中で、闇派閥の首魁・邪神エレボスは巡り合ったお気に入りの高潔なエルフ・リューを監禁、選択を迫ります。

「アスフィ(友)を救うか、市民たちを救うか、選べ」

「お前の正義はどこにある?」

「選ばないことは、悪だ」

アスフィは幹部に攻撃され意識も途切れる中、友であるリューを信じ、叫びます。

「彼女は来る!為すべきことを為すために!」

思わず飛び出し友を守るリュー。では、市民は、、、。

そこで市民を体を張って守ったのは、1巻で強盗を働いて捕まり、死んだ友人のアーディによって赦された名もない男でした。

アーディが死んだと聞き、今こそ借りを返すのだと、身を顧みず特攻したのでした。

リューは気づきます。

「そうだ、アーディの言った通り、正義は巡るのだ」

「それを途絶えさせないことが、私の正義だ!」

時を同じくして飛び込んできたアストレアファミリアは躍動。

闇派閥を撃退し、文字通り正義を歌い、市民たちの希望となるのでした。

 

 

負けたままで終われるか?

時を同じくし、ロキファミリアの団長フィン・ディムナは敵の思惑がモンスターの地上召還であると気づきます。

地上と地下からの最悪の挟撃です。

アストレアファミリアが市民や冒険者の希望となり息を吹き返しつつある中で、フィンは生き残った冒険者を全て集め、このことを語ります。

「それでも、迎え撃つんだ」

絶望的な状況の中、指揮官である勇者フィンは叫びます。

「周りを見ろ!愛した者や友は、そこにいるか!」

「敗北者たちよ!このままで終わるのか!」

「僕達がやらずに誰がやる!ここは世界の中心だ!今が戦いのときだ!」

「次の英雄は僕達だ!」

「立ちあがれ!始めるぞ!正義の正戦だ!」

爆発する怒号。冒険者たちの士気と熱。

戦いが始まる。

正義と悪の決戦は、目の前に迫っていた。

 

 

個人的感想まとめ

ということで2巻の流れはこんなところです。

ここからは感想です。

 

 

さて、大敗北からついに冒険者たちが立ち上がりました。

最期のフィンの演説は熱かったですね。

これは、劇場版3部作でぜひ見たいです。

 

 

今回は対闇派閥との戦いが行われる中で、アストレアファミリアが非常に輝きました。

アリーゼの存在感やリューの強さも際立ち、本編で描かれた深層での事件が無ければ、彼女たちはロキ・フレイヤに次ぐ勢いを持つ存在になっていたことが分かりました。

とても惜しい存在です。

読者は既に彼女たちの最期を知っているだけに、本当に胸が苦しい思いをしてしまいますね。

 

 

今回の戦いは、作品内では「オラリオ過去最大の抗争」と書いてありました。

1000年で最大とか、それは確かにすごいことだ。

ベル君ここにいなくて良かったな。

絶望的な状況ですが、おそらく最終3巻で全て吹き飛ばしてくれるでしょう。

とはいえLevel7×2への対処など、問題は山積み。。。

本当に勝てるのか、、。

 

 

あとアイズですよアイズ。

モンスターと闇派閥、さらにリュー相手に堂々と切り結ぶ9歳!

やっぱりこいつ化け物です。当時Level2ながら、すでに凄かった。

 

 

そんなところで、

次巻は結末、楽しみにしています。

 

 

今回はここまで

それでは

 

 

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