ダンまち5期:原作勢の視点から振り返る第6話

ダンまち5期:原作勢の視点から振り返る第6話

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第6話感想です。

当ブログでは原作勢として5期の感想を述べていっております。

 

 

ということで第6話です。

前話ではベルを求める美の神フレイヤがついに暴走。

ヘスティアファミリアを急襲しベルの身柄を拘束し、自らの能力である「魅了」を能動的に発動、都市の市民全員の記憶を改ざんするという暴挙に出ました。

 

 

今回はその「記憶が改ざんされた都市」と突き進むフレイヤ、そして困惑するベルの様子が描かれました。

と、いうことで原作勢が解説しつつ語るアニメダンまちⅤ第6話の感想です。

 

 

第6話「歪曲都市」(オラリオ)感想と解説

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今回も原作内容や感想なども含めて追いかけていきます。

まずはあらすじを追いかけつつ、内容解説も含めていきましょう!

 

1、第6話あらすじ


www.youtube.com

迷宮都市は『捻じ曲げられた』

──他ならぬ女神フレイヤの魅了の権能によって。

 

都市の人々は【ヘスティア・ファミリア】のベル・クラネルを忘れ、覚えているのは【フレイヤ・ファミリア】のベル・クラネルのことだけ。

 

以前の記憶を残しているのはベルとフレイヤ、彼女の幹部たち、そして都市の創設神・ウラノスと……フレイヤとの約定により真実を言い出せないヘスティアのみ。


フレイヤの目的はベルの精神的な籠絡──女神の目論見は完遂に向け進んでいく。

(引用:公式サイトより)

 

今回のお話は割とあらすじの通りです。

ネットでの感想を見ると、

  • フレイヤの魅了の恐ろしさ
  • 魅了から漏れた人々へに対する抜け目なさ
  • ベルが近くにいて触れられることで生まれた少女のようなかわいさ

このあたりへの言及が多くなっているように思います。

また己の欲望を曝け出して行動するフレイヤへのヘイトが徐々に高まっているようにも感じられますが、これは物語上仕方ないところかもしれません。

 

 

しかし原作勢的には、これは5期後半のカタルシスに向けて大きく飛ぶために必要な「しゃがみ動作」なので、今後の展開を楽しみにしてほしいです。

安心してください、ダンまちですよ。

 

 

ということで、ここからはおそらく尺や脚本の関係上カットされているけど知ってほしい部分や、個人的にアガった部分を書いていきます。

 

 

2、フレイヤファミリアとベル

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第5話からフレイヤファミリアにベルが強制的に編入させられています。

なのでフレイヤファミリアについて知る事が出来るのはファンとしてはうれしいですよね。

この5期の良さは、これまでフォーカスの当たってこなかった「最強・フレイヤファミリア」について紐解かれるところです。なのでこの最強ファミリアについて知っておきたい情報を箇条書きで上げておきます。

 

フレイヤファミリアについて知っておきたいこと

・オラリオで最強(ロキファミリアよりちょい強い)

・そして一番金もある

・幹部はオッタル、アレン、ヘディン、へグニ、ブリンガル4兄弟の第1級冒険者8人

・今回、ファミリアメンバーは魅了にかかっていない(つまり演技)

・個人の戦闘力が冒険者としてのステータス(組織より個)

・フレイヤ個人に忠誠を誓う形のメンバーが多く、基本仲良くはない

・なので、この段階ではベルは嫉妬されている

・第2級以下のメンバーの多くは朝から晩までホームの原野で洗礼してる(戦い合う)

・ダンジョン攻略に熱心というほどではない

・Level2、3の強さは普通

・ピンク髪の回復職ヘイズはLevel4、ハーフ小人のヴァンはLevel4、ベルもLevel4

・団員は150名ほど、信者は5000名を超える

・ホームには戦闘員のほか、回復役やメイド、執事などもいる

・イシュタルから奪った執事のタンムズ(Level4)もいる

・オラリオの危機にはギルドから指令が来るがそれには従っている(本質的には悪人たちではない)

・しかしフレイヤの命令は何よりも絶対遵守

 

 

こんな感じですかね。個人個人をアニメでどれだけ取り上げるかは分かりませんが、このフレイヤファミリアメンバーのことを知っていくのも楽しいと思いますので、ぜひ楽しみにしたいですね。

 

 

原作17巻ではアニメでカットされたブリンガル4兄弟の会話なども見ることが出来ます。同じファミリアにいるからこその打ち解けている空気を感じます。ぜひご一読ください。

 

 

ちなみにフレイヤファミリアについてさらに知りたい方はepisodeフレイヤを読むと全て出てきます。「なぜ彼らがこんなにフレイヤに心酔するのか?」疑問な方はこちらを読むと良いでしょう。

 

 

 

3、歪曲したオラリオ

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今回フレイヤが自分の魅了から逃れた、もしくは逃れそうな者を追いつめる後詰めの様子が描かれました。

 

特に、

・ダンジョンにいる者

・都市の外から来る者

・ベルと縁が深い者

ここに注意を払っている様子です。フレイヤの改ざんに対して認識がズレたら強制的に戻すような暗示となっているようですが、その暗示を超えるくらいの意思を見せた者には何度も魅了をかけているようです。

 

 

その中で今回しっかり描かれたのはギルド事務員のエイナでした。

エイナは物凄く几帳面なので、ベルとの思い出はとにかく事細かく書いています。

フレイヤは彼女を見逃さず情報を盗んで利用していましたね。

 

 

アニメではほんの数秒でしたが、ここの様子は17巻ではかなりしっかり描かれていました。

なので、作品ファンの方はアニメだけでなく17巻を読んでほしいなと心から思います。

エイナがどれだけベルに入れ込んでいるかがわかります。

 

 

それとフレイヤは魅了の綻びを見つけたり、ウラノスに駆け引きをしたり、偽の思い出をさも現実かのように語ったり、この辺りのチート具合に驚愕した方も多いと思いますが、これについては作者の大森先生は「神だから」と述べています。

ですよねー。

 

 

 

ちなみにですが、このときのベルがいないオラリオの様子はBlu-rayの特典になるみたいですよ。▼

ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうかⅤ 上巻<初回仕様版> | アニメ「ダンまち」シリーズポータルサイト

 

 

4、ダンジョンと神

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さて、最後に一つ作品設定について。

フレイヤ様の魅了はかなりチートの神の権能ですが、「ダンジョンに魅了が届かない」のはなぜなのでしょうか?

 

 

実はこれはダンまちのラスボスともいえる「ダンジョン」についての設定の根幹に関係しそうな設定なのです。

 

 

いくつか参考になりそうな興味深い話があったので引っ張ってきました。

ダンジョンに『』が入って神威を感じ取った場合でも、異常事態を察知したダンジョンが「階層主の強化型」と言える個体を生み出す事にもなっており、本編でヘスティアの神威を感じ取ったダンジョンが階層主の一体である『ゴライアス』よりも強力な『漆黒のゴライアス』を生み出している(この事が、「ダンジョンに神が入ってはならない」という禁則事項の理由となっている)。(引用:pixiv百科事典)

ダンジョンはその神に対し敵意を持っているような表現がされており、ヘルメスは「ダンジョンは憎んでいるのさ。こんな地下(ところ)に閉じ込めている、神々(俺たち)をね」と呟いていた。事実、本編ではダンジョンでヘスティアが放った神威を感じ取り、18階層に直接『漆黒のゴライアス』を、外伝ではタナトスが放った神威によって上層にて『黒いワイヴァーン』が産み落としている。この黒いモンスターは『神抹殺の刺客』と呼ばれており、劇場版『オリオンの矢』に登場したモンスター『アンタレス』も同じ存在らしく、また三大クエストの『黒竜』、『メモリアフレーゼ』の1周年大英雄譚『グランド・デイ』に登場した『ベヒーモス・オルタナティブ』、3周年大英雄譚『アストレア・レコード』に登場した『神獣の触手(デルピュネ)』も同種のモンスターかと思われる。

神がダンジョンに入ってはいけないという決まりや、「神の力(アルカナム)」を地上及びダンジョン内で使用してはいけないという決まりは、黒いモンスターが生み出されないようにするためでもあるようで、『メモリア・フレーゼ』の3周年大英雄『アストレア・レコード』ではアストレアが、「もし神の力(アルカナム)の応酬が始まれば、ダンジョンは『約束の刻』を待たず、契約を破って…」と不可解な事を呟いていた。(引用:pixiv百科事典)

 

ということでダンまち世界のダンジョンはラスボスに位置づけられるほど正直今のところ謎も多く意味が分からない存在なのですが、「神に敵意がある」ことは間違いなさそうです。

 

 

フレイヤは神としての知識はきちんと持っているため、「ダンジョンへの不要な刺激を避けるため敢えて届かせなかった」とも考えられます。

ベル篭絡に向けて時間も必要ですし、ダンジョン対策に手を取られるのも避けたいですしね。

 

 

そんなわけで、まだまだ謎が多いダンまちの見逃してしまいそうな伏線が至るところにありますよ、という話でした。

 

 

まとめ:ベルの行方はいかに?


www.youtube.com

ということで、逃れた者がここにも、、、。

アーニャー!!かーさーん!!

 

 

 

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そんなわけで、5期は面白い。

次回もお楽しみに

それでは

 

 

 

▼第6話内容は17巻です

 

 

 

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