ダンまち5期:原作勢の視点から振り返る第12話
第12話感想です。
当ブログでは原作勢として5期の感想を述べていっております。
12話以降が不定期の配信となっていて感想が定期的に出せていなかったのですが、全話視聴しましたので、ここからまた感想を書いていきたいと思います。
いきましょう。
第12話「継承」(アストレア・レコード)感想と解説
今回も原作内容や感想なども含めて追いかけていきます。
まずはあらすじを追いかけつつ、内容解説も含めていきましょう!
1、第12話あらすじ
昇格したベルの【
英雄願望 】最大畜力 による「聖火の英斬 」ーー少年の最大の一撃すら都市最強には通じなかった。
そこから始まるのは圧倒的な力による蹂躙。
フレイヤの眷族たちによる攻勢で、一柱、また一柱と派閥連合の神々が落とされていく。だが、戦場に立つ者たちはまだ諦めず、一方的な蹂躙にその身を晒し、満身創痍となりながらも派閥連合は生き汚く戦い続けた。
そしてその先に、望みを繋ぐ
疾風 が、吹いたーー。
(公式サイトより)
ベルたちをはじめとしたオラリオ同盟軍が善戦するも、フレイヤファミリアはやはり最強。
特にオッタルをはじめとした第1級冒険者の幹部たちと、都市最強ヒーラーの一角であるヘイズが本領を発揮し始めると正面からの戦いは苦しい。
前回の11話ではそんな自力の差が明らかになっていきました。
そんな絶望的な状況の中、都市を離れていた「あの人」が途轍もない進化を遂げて帰ってきます。
「あれはいったい、何リオンなんだァァァァ!????」
ということで、神回解説、はじめます。
2、衝撃の2段階ランクアップ!還って来た"疾風"!
今回の12話は、原作勢は涙なしでは見られない映像のオンパレードでした。
起死回生、"疾風"リュー・リオンの参戦です。
物語途中から姿をくらましていた彼女は一旦都市を離れ、剣製都市ゾーリンゲンを訪れていました。
そしてベルの力になるため、シルを救うため、そして自身の清算のため、主神であるアストレアにランクアップをしてもらいに行っていたんですね。
その結果!前代未聞の2段階Levelアップ!
驚きのLevel6に到達してしまいました。
なんと第1級冒険者の仲間入りです。
戻ってきた彼女のなんと頼りになることか。へグニとの再戦が映える映える。
原作で読んだときは涙で文字が霞んでしまいました。
思えば彼女は仲間たちと死別したあともLevel4のまま単独で闇派閥残党を殲滅し、お尋ね者になったあともベルやアスフィたちと大立ち回り。
さらに自身のトラウマとなっていた仇敵ジャガーノートの討伐も達成したんですよね。
その苦難の足跡は紛れもなく"英雄の一人"。
ここまで見ると、家族が天の星になってしまった中、彼女はよく生きることを諦めなかったと思います。
ここでの彼女の参戦はベルたちの大きな助けになったと同時に、リューの成長が見られる素晴らしい神回になったと言えるでしょう。
時折入る第4期の映像で「正義は巡る」の表現が非常に心に来るものがありました。
ぜひ第4期は見返したいですし、アニメしか見ていない方の中で今回12話で心震えた視聴者は、リューとアストレアファミリアの面々をしっかり描いている『アストレア・レコード』は読んでほしいです。
彼女たちの解像度が上がって"尊さ"が段違いです。
この場面に「リューと同じ目線で辿り着く」ことが出来ます。
さぁ、読むのだ。
↓アストレアファミリアとリューとの出会い、そして闇派閥と都市を命運を決する熱い青春の戦いが描かれる『アストレア・レコード』三部作です。アストレアファミリアの他、若き日のロキファミリアやオッタル達の戦いも描かれます。
↓ちなみにこちらは今回の裏話が描かれている『episodeリュー②』
ランクアップのその瞬間、そして発動する"魔法"。"正義は巡る"。
これも必読です。
次は進化したリューの能力について補足します。
3、進化した"疾風"のスペックとは?
帰って来た俺たちのリュー・リオン。
ですが、今彼女はどれくらい強いのでしょうか?
そもそも彼女はどういう人なのか。
その強さを「才能」そして「スキル・魔法」の分野からそれぞれ解剖していきます。
1、才能
まず強さの前に彼女の才能というかキャラクターについてです。
才能については作者大森先生によると、「アイズと並んでSSSR級」だそうです。
確かにリューのこれまでの戦いを見ると、魔法も剣技も磨かれた「魔法剣士」の表現が正確ですが、こんな人他にいないですよね。
第1級冒険者であっても剣、魔法、槍、などそれぞれのバトルスタイルがある中で、魔法と剣技の両面に秀でるような、これほど戦いのセンスがある冒険者は珍しいのではないでしょうか。
アイズと才能で張り合って、剣に特化したへグニに打ち勝っちゃう。
さらに回復まで魔法で出来て、広範囲のマップ兵器攻撃もやれちゃうみたいな。
とんでもないセンスです。
しかも、努力面でベルとの出会い前の過去を顧みても、
- 生まれながらにエルフの戦士としての教育
- オラリオ暗黒期の闇勢力との闘争
- アストレア・ファミリアでの研鑽
など、彼女の歴史は戦いの歴史でもあります。
その厳しい歩みの中で第1級冒険者ですら驚く技の駆け引きや知識、並行詠唱の技術なども身に着けています。
彼女もまた才能と努力が結実した怪物と言えるのかもしれません。
2,スキルと魔法
彼女の強さは純粋な戦闘力や技術の他、スキルや魔法そのものもチート級に強烈であるといえます。
以下は発現しているスキルです。
妖精星唱(フェアリー・セレナード):魔法効果を増幅。夜は強化補正増。
精神装填(マインド・ロード):攻撃時に精神力を消費で力のアビリティを強化。精神力消費量を含め、任意発動。
疾風奮迅(エアロ・マナ):疾走時、速度が上昇するほど攻撃力に補正。
正義継巡(アストラエ・ヴァルマス):一定範囲内に存在する同じファミリア人員のスキル・魔力・精神力の増加、さらに精神汚染に対するレジスト付与。自身も強化対象。アーディのスキルに酷似。
下2つ、特に最後は存在するだけで仲間に永続バフ、超チートです。
他にも発展アビリティとして連続攻撃と魔法効果バフのスキルなども所持しており、SSSR級というのも頷けます。
そして魔法です。
- ルミノス・ウィンド:風・光の属性の広域攻撃魔法。
- ノア・ヒール:回復魔法。強力だが即効性に乏しく精神力効率が悪い。
- アストレア・レコード:Lv.6に昇華と同時に発現した魔法で、効果は『正義継承』。アリーゼら【アストレア・ファミリア】十人の魔法を継承し使用可能。リューの魂だけに刻まれた彼女たちとの『絆』と『奇跡』。詠唱時、自身から半径5Мに『光の文字群』が浮かび上がり、『星の正域』となってリューを守る。威力はリューの精神状態次第という欠点もある。
ということで今回出てきたのが最後の一つ「アストレア・レコード」ですが、これがチートオブチート魔法ですよね。
というのも、この世界では魔法を使える人間も基本的には「魔法は1人最大3つまで!」となっているからです(例外はいますが)。
プラス10種類って。
もともともっているマップ兵器みたいな魔法と回復魔法を合わせると、万能すぎやしませんかね。。。
今回作中ではアストレアファミリアの魔法はアリーゼの炎エンチャント魔法がメインで使われたのみでしたが、それですら発展技があったりと、彼女の魔法剣士の万能ぶりや能力と併せると途轍もない幅の広がりを見せそうです。
かなりズルいw
ただ、実際本で読んだときは、泣きましたw
「リューさん良かったねぇぇ」って感じで、彼女なら許されても良いと思います。
"正義は巡る"、良いじゃないですか。
ということで、強すぎるリューさん分解記事でした。
そんなわけで、まとめです。
まとめ:アストレアファミリアが帰ってきたあ!
ということでまとめです。
12話、いやー良かったですね。
第5期はベル陣営vsフレイヤ陣営ということで戦いの行方も気になるところなんですが、個人的にはリューが戦っているときに町の民衆が
「アストレアファミリアが帰ってきたぁ!」
と言っていた本編の筋と関係ない場面で涙腺が崩壊してしまいました。
個人的なベストシーンです。
詳しくは本を読んで補完してほしいところなんですが、アストレアファミリアは本当にオラリオを何度も窮地から救っていて、民衆にも慕われていた存在なんですよ。
しかも強くてかわいい、アイドルのような正義女子部隊。
当時はLevel2~4だった彼女たち、生き残っていたらロキファミリアやフレイヤファミリア、イシュタルやガネーシャなんかとも堂々張り合える都市最強の一角になっていても全くおかしくないファミリアなんです。
今回アニメが面白いと思った方はフレイヤ事変が描かれている本編18巻も読んでほしいですが、くどいようですけどアストレアレコードは読んでほしいですね。。。
まずは1巻だけ。ね。
だまされたと思って、ぜひ。。。
幼女アイズも出ますんで。。。ぜひ。。。
そんなわけで、やはり5期は面白い!!
不定期配信でも面白い
次回もお楽しみに
それでは
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オープニングやばいですね。鬼リピです。
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▼第12話内容は18巻です
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