【※注意】ダンまち17巻感想【ネタバレあり】
さて、17巻の感想です。
実は17巻はだいぶ前に読んだのですが、感想記事を作っていなかったので、アニメ5期に際して、改めてもう1回読んで今回書くことにしました。
改めて読んでこの17巻、めちゃめちゃカタルシスがありますね。
超最高でした。
ということで感想です。
あらすじではネタバレなしで、後半感想からはネタバレ全開でいきます。
それではいきましょう!
16巻までのあらすじ
深層から帰還したリューがベルにドギマギしている、、、。
迫る豊穣祭、シルはベルに本気で告白する決意をするのだった。
繰り広げられるラブコメ、デート。
シルの周りではなぜかフレイヤファミリアの影がちらつく。
シルさんは一体、どこの美の女神様なんだあああああ!?
そしてベルくんの決断は一体!????
という16巻でした。
詳細は16巻をお読みください。
読むのが大変な人は、アニメ見てください。
17巻のあらすじ(ネタバレなし)
「ひれ伏しなさい」
これは少年が堕ち、美神が騙る、
──【眷族の偽典(ファミリア・ミィス)】──(引用:Amazon)
ということで、全くよくわからない公式あらすじです。
ここではネタバレしませんが、ハッキリ言ってヤバいです。
ダンまち史上最大の絶対絶命です。
深層よりヤバいです。
一体、フレイヤ様とは何者なのか、シルとは何者だったのか、ヘルンとは、、、?
作者大森先生の語る、黒龍、ダンジョン、そしてフレイヤ様というダンまち三大ラスボスの一つがついに動き出します。
ここからはネタバレありの感想タイムです。
読んでから来てね。
ダンまち17巻感想(ネタバレあり)
1、17巻の流れ
まずはネタバレありということで、今回の流れを3行でおさえます。
・フレイヤがベル強奪を決断、ヘスティアファミリアメンバーが急襲され、ベルが拉致される
・フレイヤは迷宮都市ごと魅了し人々の記憶を改竄
・改竄された世界に絶望しながらも、フレイヤファミリアとしての日々を送るベル
・ベルは徐々に心を削られるも、魅了には決して屈さない
・折れないベルとの日々にフレイヤの深層心理は蝕まれていく
・そしてその誤算が最大限に大きくなった時、ヘスティアの神性を上手く利用した同郷の神々によって「どんでん返し」が起こるのだった!
ということでネタバレありといいいながら、ぼかしました。
3行じゃないし、すみません。あんまり明かしてもなので。
読んでね、みんな!読むんだよね!
いやしかし今回はすごかったです。
何がすごいってここから語るんですが、ダンまちの凄いところは、ちゃんと原点回帰してくるんですよね。
その辺り場面とポイントを絞って感想を書いていきます。
2、ベル強奪と歪んだ世界
まずは序盤の「ベル強奪」そして「フレイヤ魅了爆発」の場面です。
まずは「ベル強奪」からですが、そりゃ勝てないですよ。
フレイヤファミリアはチートすぎます。
レベル差は
・フレイヤファミリア→レベル7、6、5
・ヘスティアファミリア→ベル(レベル4)、他はレベル2
で、抗いようがないんですよね。
しかもフレイヤファミリアのメンバーは基本任務に徹底忠実なので、全く手を抜かない。この辺りはちょっとかわいそうかなと思いました。万能薬とかもあるか徹底してますよね。戦慄します。
そしてスイッチ入っちゃたフレイヤ様です。
神の権能ですらない魅了で都市丸ごと記憶いじっちゃうとか、、、
こちらもチートですね。
ベルのこれまでの半年間が丸ごと「フレイヤファミリアのベル・クラネルとしての実績」に置き換わった世界になってしまいました。
いやこれはキツすぎる!
朝起きたら世界が変わってるのに周りの人には「いやお前どうした?おかしいぞ?」って言われ続ける状況ですよね。
最愛の神様とか仲良くなった知り合いとか自分のチームメンバーに
「え、初めまして」
「げ、フレイヤファミリアのラビットフットじゃん」
「あの人に関わっちゃダメですよ」
とまで言われるのはマジでキツイ。ベルって14歳ですもんね。さすがに絶望感半端なかったです。
よくベルくん発狂しなかったよ。
3、「戦いの野」での日々
そして始まるフレイヤファミリアとしてのベルの日々ですが。
・朝起きる、飯食う
・夜までファミリアメンバーで殺し合う
・晩飯食う
・フレイヤ様のカウンセリング
・寝る
というハードな日々。鬼すぎです。
フレイヤ様との甘い時間が無ければ、確かにすぐ死にますね(爆)。
戦いは全員でのバトルロワイヤル形式という、、。
それだけでなく、ヘディン達からのしごきもあるわけで。そりゃみんな強くなるわけだ。
というかここで初めてフレイヤファミリアのホーム「戦いの野(フォールクヴァング)」の様子など明らかになりましたね。
さすが最強ファミリアだけありますね。
自分たちのホームの中に原野がある。
メンバーも多い上にレベル2、3くらいは普通みたいだし。しかも回復職まで高レベル。
ヘイズはレベル4だから、多分現状作中最強ヒーラーですよね(アミッドはレベル2だったような、、、)。
言及でいうとアミッドの方が凄いそうですが、冒険者としての総合的な実力はヘイズの方がありそうです。
ところでそんなアミッドですら悲鳴をあげてる戦士達の荒れ狂う晩御飯タイムの台所を1人で回してたドワーフの女性がいたそうですね。
我々はその人を知ってるような、知らないような、、、。
4、フレイヤの誤算
さて、シルという仮面を捨て去ったフレイヤ様についてです。
ベルを強奪して世界をひっくり返してシルを切り捨てて。
ベルを絶望させてヘスティアを脅してウラノスも抑えてエイナのような綻びも念入りに潰して。
そしてあとはベルをゆっくり堕とすだけ、、、
だったはずなのに。魅了が効かないのは知ってたはずなのに。
簡単なことだったはずなのに。。。
ということでアイズへの想いからベルはスキルの力によって例の如く魅了が効きません。
それ以外の方法で攻略(色気色気色気)しようとしますが、ベルには全然効きません。
それどころか徐々にフレイヤは自問自答の沼に陥っていきます。
「あたし、美の神なんだけど、もう!」ってね。
いや、凄いなベル。これ結局彼に言わせれば「神様でもなんでも結局女の子なんで!」ってことですよね。
まぁまぁ確かにそりゃそうですよね。
だって他の娘が好きだって言ってるんですから。
しかし事態は深刻。
「このままだとフレイヤ様の方が先に潰れる」と幹部達に進言したヘディン先生さすがでした。
5、覚醒したベルとヘスティアの神性で大逆転
物語も終盤、思い悩むフレイヤ様に同調したヘルンは自身も混乱の末にベルに救助を求めます。
さらに不自然な助けもあって外に出たベルは、立ち寄った酒場のミアから「お前はお前だ」と声をかけられます。
そして避けていたあの人に会ったことで、アイデンティティを取り戻すのでした。
ヘディンの「しごき」にも接近戦であの日の教えも込みで一発回答!!
いいぞベル!!
やっぱりここに帰ってくるよね。原点回帰、激アツい。
でもあの人もベルのことちょっと覚えてた風だったから、脈あるんじゃないの!?ベルくん!?
そしてヘスティアはウラノスの裏技とヘルメスの天才的な機転によって街の歪みを文字通り打破。
街のみんなとフレイヤの元に雪崩れ込みます。
怒れるヘスティア、リリ、アイズ、ベート、ロキファミリア!
いいですね。ダンまちのガヤガヤホームコメディ感!
帰ってきました!!
ところで今回言及されませんでしたが、ミアは十中八九フレイヤファミリアの腹心(元腹心)でしょう。
魅了もかかってないか、解除されるほど重要な立ち位置みたいですし。
そして逆ギレするフレイヤ様!「戦争遊戯よ!ヘスティア!」
ということで、次回!
ダンまち史上最大の戦争遊戯の開幕です!!
17巻まとめ:「いいぜフレイヤ、戦争遊戯だ!!」
というわけでラストエピソードに触れつつ、今回の内容のまとめです。
17巻のまとめ
・フレイヤが街を巻き込んで記憶を改竄、ベルを強奪
・ところがベルがいつまで経っても堕ちない
・フレイヤが悩み、ヘルンが悩み、ヘディンは焦る
・ベルが原点回帰し覚醒、ヘディンに一矢報いる!
・ヘスティアが駄女神から覚醒、街への洗脳を打破
・次回!戦争遊戯、いざ開幕!!
ということで今回はここまで!!
さー次回はヤバいっす!!!
それでは!
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