ダンまち5期:原作勢の視点から振り返る第14話
第14話感想です。
当ブログでは原作勢として5期の感想を述べていっております。
12話以降が不定期の配信となっていて感想が定期的に出せていなかったのですが、全話視聴しましたので、ここからまた感想を書いていきたいと思います。
いきましょう。
第14話「女神の勇士たち」(エインヘリヤル)感想と解説
今回も原作内容や感想なども含めて追いかけていきます。
まずはあらすじを追いかけつつ、内容解説も含めていきましょう!
1、第14話あらすじ
助太刀、裏切り、そして成長ーー今や戦争遊戯 の戦局は神々すら見通せないほどの未知に包まれていた。迷宮都市でも指折りの実力を誇る【フレイヤ・ファミリア】の『強靭な勇士 』たちは倒れていき、……当初圧倒的であった戦力差は、確実に縮まっていた。
だが、残された【フレイヤ・ファミリア】の雄は『最速』と『最強』……余りにも高い、迷宮都市が誇る双璧に、ベルたち派閥連合は最後の勝負を挑む。
(公式サイトより)
ということでリュー達の参戦とフレイヤ陣営大幹部ヘディンの離反によって盤面がひっくり返った戦争遊戯。
14話では、この激戦がクライマックスを迎える様子、そして女神を支える幹部たちのそれぞれの想いが描かれました。
冒頭のへグニに対するヘディンの魂の叫びは声優さんの演技もあって、震えましたね。
「奴(ベル)でなければ女神を救えない」
「俺たちではダメなんだ!」
「なぜ俺じゃないんだ!」
いつも冷徹と言えるくらい冷静ですが、実はこの激情が彼の本質なんですよね。
彼女のためなら何でもやる、裏切るくらい愛してるんだと。
ギャップ萌、爆発です。
さて、流れですが、フレイヤサイド残すはあと2人。
"最強"オッタルと"最速"アレン・フローメル。
オッタルは都市唯一のLevel7到達者。
アレンはLevel6ながら速度と魔法で階層主さえ単身で破壊しうる潜在性を持つ「戦車」です。
ぶっちゃけこの2人さえいれば勝てる双璧。
オッタルに対して立ち向かうのはベル・ミア・リュー、そして裏切りのヘディン。
そしてアレンを抑えるのは妹のアーニャとこちらも離反したへグニです。
バトル的にも気になりますが、ここでは今回描かれたエインヘリヤルたちの過去を裏話的に少し解説していきます。
これを知るとエインヘリヤルたちにももっと共感できると思います。
2、フレイヤと8人の勇士
ダンまちはベルやアイズを中心とした冒険譚であると同時に、多数のキャラクターたちの群像劇でもあります。
数ある外伝やゲームでのシナリオも含めると、かなり多くのキャラのバックボーンも描かれています。
ところがアニメでは尺の関係でかなり薄い描写になってしまっています。
なので出来ればアニメダンまちファンには外伝も読んでほしい。
が、ここでフレイヤファミリア幹部たち8名の過去や情報についてもう少し掘り下げていきます。
これを知った上でもう一度14話を見ると面白さがかなりアップすると思います。
「幹部、人それぞれ」
幹部勢の過去と情報を見ていきましょう。
①オッタル:元は孤児でフレイヤに拾われる。学も無く不器用なので"強くなること"でしかフレイヤに恩返し出来ないと考えている。過去にはゼウスやヘラの眷属たちにも鍛えられた。以前行われた闇派閥との決戦では敵勢力に寝返ったゼウスファミリアのザルドを退けたことで"都市最強"となった。個人的には英雄の出現は必要だと考えている。
②アレン:幼少期、ダンまちのラスボスである"隻眼の黒龍"に故郷を焼かれ、アーニャと2人で彷徨っているところをフレイヤに拾われた。黒龍を滅ぼすために力をつけている。悪態をついているが本当は妹のことを大切に想っていてフレイヤには最初から見透かされており、その裏腹な純粋さが眼鏡にかなった。ある日自分についてきたアーニャがダンジョンで死にかけたことで遠ざけることを決意した。
③ヘディン:故郷の国で軍師&王として祭り上げられ繰り返される戦争と殺し合いの日々に辟易としていたところ、フレイヤが故郷を滅ぼしてくれたおかげで解放された。新しい人生をくれたフレイヤに忠誠を誓う。
④へグニ:ヘディンの国と戦争していた相手国で凶戦士&王として祭り上げられ、繰り返される殺し合いに辟易していたところ、フレイヤが故郷を滅ぼしてくれたおかげで解放された。新しい人生をくれたフレイヤに忠誠を誓う。
(ヘディンとへグニは互いに王として仕方なく長年殺し合いの日々を繰り返していた)
⑤ガリバー兄弟(4名):元々は兄弟そろって手先が恐ろしく器用な職人だったが、小人としての諦観から無欲であり親方には奴隷同然の扱いを受けていた。フレイヤが自身の身体を親方に差し出してまで解放してくれたことに生まれて初めての愛を感じ忠誠を誓い、事態がハッキリした際には親方を惨殺した。
ということで、軽めにまとめるとこんな感じです。
知ると大分違うと思います。
ちなみにフレイヤは「輝きを秘めているものの現状では埋もれている」みたいな原石が大好きのようで、眷属は出会ったときは全員そんな感じです。
この辺りは原作18巻、そしてepisodeフレイヤあたりでかなり語られますので、気になった方はぜひ読んでください。
先にも述べましたが、アニメでは尺の関係でかなり端折られていたし、特に重要なキャラだったヘディンの過去回想とか全くなかったですよね。
ヘディンが血を吐く想いで裏切ったということはもっと表現してほしかった、、、というのはあったので、難しいでしょうが話数はもっと必要だったと思います。
視聴者の皆さんには外伝、本編でぜひ補完してください。
3、アレンってどれくらい強いの?
さて、今回14話ではへグニに邪魔をされつつも、妹アーニャ、そして立ちはだかる全てを粉砕した"女神の戦車"ことアレン・フローメル。
オッタルと並びたてられているフレイヤファミリア副団長ということで「他のキャラとは一味違う」というのは分かりましたが、描写のされ方で微妙に強さが分かりづらいと思った方もいると思います。
ということで、アレン・フローメルの情報を補完していきます。
彼の過去は先ほど述べた通りですが、そのことから彼の目的がダンまちのラスボス扱いの「隻眼の黒龍」を討伐することです。
守るべき妹もいるということで、色々な意味でかなり主人公味のあるキャラともいえるアレンですが、彼の強さはLevel6の中でも抜きんでているらしいです。
ということで彼の情報をさらに羅列していきます。
・現在Level6
・槍を扱い、アイズと並ぶ戦闘技術を持つ
・ヘディンとへグニは戦闘だけなら自分より上だと認めている
・アストレア・レコードで描かれた過去の闇派閥との決戦の際はLevel5。オッタルとザルドの一騎打ちをお膳立てし、闇派閥を蹂躙
・決戦後、Level6に進化した
・ソード・オラトリア12巻で描かれた「都市の破壊者(エニュオ)」と「都市全体」との大抗争(オルギアス・サガ)での死闘では、ロキファミリアのLevel6メンバーですら苦戦した「精霊の分身」の1体を単身撃破(時系列で言うとアニメ第5期の直前)
・所持魔法「グラリネーゼ・フローメル」は敏捷超UP効果と速度の威力変換を行う魔法となっており、理論上速度が上がるほど限度無しに威力が上がり、オッタルですら殺しうるとのこと
・"頂点"であるLevel7のオッタルがいるにも関わらず「都市最速」とされており、スピードだけならLevel7以上に到達している
ということで、アレンの情報でした。
14話では妹の件でへグニに「弱くなった」とも言われていましたが、ここだけの情報を見ても、アレンはオラリオの中ではやはり「白兵戦最強の一角」と言って良いと思います。
Level6の冒険者というとフレイヤ陣営の他、ロキファミリアメンバーも思い出されます。
アイズをはじめステータス的に尖ったキャラが多いので一概には言えないですが、比較しても総合的にバトル面ではアレンが頭一つ抜けているのかなと思ったりもしました。
アニメ第5期ラスト、お話は最終的にどうなるかまだ分かりませんが、立ちはだかる壁としては申し分ないと思います。
アレンの強さを再確認していただければ幸いです。
そんなわけで、まとめです。
まとめ:次回、決着!
さてさて、アニメ第5期の感想も残すところあと1話になりました。
この記事を書いている段階ではすでに配信されているので多くの方はもう見られた方も多いんですかね。
どんな結末になるのか、アレンとオッタルの結末、そしてベルとシルの結末を見届けたいと思います。
そんなわけで、次回ラスト!
お楽しみに!!
それでは!
▼AmazonミュージックでBGMが全部聞けます
オープニングやばいですね。鬼リピです。
4ヶ月無料らしいんで。使い倒して解約してください。
▼第14話内容は18巻です
▼関連記事:こちらもどうぞ