ガンダム水星の魔女第16話『罪過の輪』感想・考察(ネタバレあり)

ガンダム水星の魔女第16話『罪過の輪』感想・考察(ネタバレあり)

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今回は『ガンダム水星の魔女第16話』の内容と感想をまとめて述べていきます。

ネタバレありです。

 

 

まずはツイートから。

 

 

 

ということで、

  • これまで散りばめられていた謎の回収
  • バラバラになっていた人物たちが合流

などクライマックスに向けて高まってきました。

それでは、振り返ってまいります。

今回の流れは以下の通り。

 

 

✓本記事の流れ

  • 第16話公式あらすじ
  • 第16話ダイジェスト
  • 第16話感想&考察

 

 

流れに沿いながら各テーマを追っていきます。

まずはあらすじを確認し、感想・考察へいきましょう。

 

 

※ラジオもはじめましたので、よければこちらもお願いします※

工事中

 


公式のあらすじ

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オープンキャンパスでの事件によって、学園は混沌の渦中にあった。 事件の隠蔽と、地球での強引な治安活動を外部に報じられたベネリットグループは、 状況を打開すべく、総裁選を開くことを決定する。 そんな中、聴取を終えたミオリネは久々に学園へと戻る。

(公式サイトより)

 

 

16話ダイジェスト

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今回の『水星の魔女』はこれまでの例にもれず場面転換が多かったですが、割と大事なシーンの連続で無駄な流れが全くないため、場面ごとに拾っていきます。

 

 

タイトルアバン:プロスペラとベルメリア(14話の続き)

2人の会話が、14話の場面の続きとして描かれる。

「エリクト・サマヤはどこに行ったのか?」

ベルメリアの疑問には明確な答えがあった。

 

 

プロスぺラによれば、

  • エリクトは生体コードが奇跡的にデータストームと一致
  • しかしそのせいで現実世界で生物的に生きられない
  • なので、生体コードをモビルスーツ(ガンダムエアリアル)に転写
  • クワイエットゼロはパーメットリンクを全世界的に広げること
  • すると、彼女は自由に生きられる

ということらしい。

プロスぺラはベルメリアの無茶な人体実験を盾に協力を迫るのだった。

 

 

世間ではテロの露見

学校でのテロ事件が露見、次々と報道がされる。

グループの地球への独自軍事行動に対して、世論や反スペーシアン運動が高まるのだった。

宇宙議会連合からけん制も受けるグループでは、デリングの次を見据えた「総裁選」の必要性が高まるのだった。

 

 

グラスレー寮

シャディクは総裁選に出馬することを決める。

「お姫様も出るのかな?」

「まぁ後ろ盾が出来ればあるいは、、」

「シャディク!」

ミオリネへの感情をサビーナにたしなめられるのだった。

 

 

ベネリットグループ

事情聴取を受けていたミオリネの解放が決まる。

ラウダの嫌味を受け流しながら見るミオリネの端末には、スレッタからの1日3回の連絡が並ぶ。

ーー向き合わなければならない。

ミオリネはそう感じるのだった。

 

 

混迷を極めるアスティカシア学園

テロ事件の影響で生徒たちが逃げつつあるアスティカシア学園。

決闘委員会のセセリアとロウジは残り、今後を見据えようとしていた。

 

 

翻って地球寮。

聴取を終えた彼らは停学扱いとなっていた。

寮の外ではテロリスト扱いを受ける。

「人殺し!」

ぶつけられた暴力にマルタンが額を切った。

一触即発の中ーーー、

「やめなさい」

ミオリネが学園に帰ってきた。

 

 

グラスレー寮

ニカはサビーネに誘いを受ける。

「お前ほどの力があれば、この学園でなくともやっていける。」

断るニカに、理想だけでは変わることはないのだとアーシアンであった自身の過去を語るサビーネだった。

 

 

エラン工作員

エランはCEOから指示を受けていた。

決闘はもう終わり。

総裁選を前にエアリアルを手に入れよ。

使命に命を賭すのだーー。

 

 

グループ母星

シャディク到着。

派閥最後尾、一番を目指す。

すれ違う入口からは、グエルも地球から到着していた。

 

 

グエルの帰還

ラウダは忙殺されていた。

傍で支えるペトラとともに、危ぶまれるジェターク社にて踏みとどまっていたのである。

そこに兄・グエルが帰還。

ラウダは安心から卒倒するのだった。

 

 

「ラウダさん、大変だったと思います。」

ペトラはラウダを思いやる。

弟の眠る病室の前でグエルは覚悟を伝えた。

「ペトラ、ラウダを頼む。あとはおれが引き続ぐ。」

 

 

 

学園とミオリネと宇宙議会連合

ミオリネは1人、宇宙議会連合と連絡を取り合う。

それによるとニカの行方は学園側にはないらしい。

また、今後協力には条件をつけた。

「シンセーを調査したい」

宇宙議会連合は、シンセーとグループとの繋がりに目をつけていた。

 

 

ニカの行方を気にしてくれたミオリネに地球寮の面々は感謝する。

チュチュですら「ありがとう」と素直に述べた。

「さてと、CEO!支払いお願いしますね!」

積み上げられる書類の山。

「ミオリネさん、温室、見てほしいです!」

普段の日常に戻るのだろうか。

そんな中、プロスペラがみんなの前に現れる。

 

 

学園・エアリアル保管庫

エランがエアリアルに接触。

「あなたはダメ」

接触を拒否するエアリアル。

エランは逆流するデータストームに触れ、機体に内在するエリクト(何か)を知る。

「なんだこれは!」

「あなたには扱えない」

側に佇むベルメリアはエランに忠告する

エランは協力を要請するが、ベルメリアは拒絶。

状況に左右され恨み言を言う彼女を一蹴するエラン。

「そんなお前の実験で何人が死んで来た!」

うずくまる彼女を蔑視し、エランは去っていくのだった。

 

 

学園・温室

ミオリネとスレッタはテロの日のことについて話す。

怒ってなどいない、感謝しているとミオリネは謝った。

「やっぱり、お母さんの言った通りでした」

スレッタは、笑顔であった。

「私は笑えない。あんな、人間をペチャっと、、。」

「でも、みんなを救えました!お母さんの言った通りです!」

「お母さんが言ったら、アンタなんでもやるの?お母さんが言うなら、夢も捨てるの!?ガンダムで人を殺すの!?」

「お母さんが言うなら、仕方ないですね」

 

 

学園・ガンダム保管庫

ミオリネがプロスぺラに殴りかかる。

「アンタ、スレッタをどうするつもり!!」

プロスペラは激昂するミオリネに対し、ついにヴァナディース事変を明かす。

みーんな殺された。

生き残ったのは私たちだけ。

他人事のような顔をしないで。

あなたの父は私たちの仇よ。

あなたも人殺しの輪の中にいる。

「復讐は大人同士で勝手にやって!スレッタを巻き込まないで!」

ならば、クワイエットゼロを引き継げ。

このままでは私の目的は達せられない。

あなたが次の総裁になれ。

「できるわ、あなたはデリングレンブランの血塗られた娘なのだから。」

プロスぺラは、これまで通り避けられない2択をミオリネに強いるのだった。

 

 

というところが今回のダイジェストとなります。

ここからは気になった部分を紹介します。

 

 

16話感想と考察

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ここからは16話の中で気になった部分の感想・考察をしていきます。

今回はこの3つです。

  1. プロスぺラの娘たち
  2. 総裁選の行方

では行きましょう。

 

 

1,プロスぺラの娘たち

今回はプロスペラから「エリクトがエアリアルの中にいる」というのがどういう意味であるか語られました。もう一度まとめると、

  • エリクトは生体コードが奇跡的にデータストームと一致
  • しかしそのせいで現実世界で生物的に生きられない
  • なので、生体コードをモビルスーツ(ガンダムエアリアル)に転写
  • クワイエットゼロはパーメットリンクを全世界的に広げること
  • すると、彼女は自由に生きられる

ということですね。

クワイエットゼロでエリィの幸福を追求、というのがプロスぺラの狙い。

しかし色々気になるポイントはあります。

 

 

それは「エアリアルの中にエリクトが何人もいたこと」です。

数えると11人でこれはガンビットの数と一致してます。

それぞれが個体意識があるのでしょうか?

また彼女たちはデータによるコピー的存在なのか、それとも実験の中で失われた命たちなのか、この辺りも恐ろしくも気になるところです。

 

 

「エリクト自身に復讐心があるのか」

というのも気になります。

公式ホームページ上にある小説「ゆりかごの星」ではエアリアルの意識が描写されていますが、どちらかといえばスレッタを案じている感じで、そこまで闇を感じません。

エリィには、スレッタを助ける存在であってほしいものです。

 

 

様々な考察の中には、

「この世界にはクローン技術が出てこない。出るのは整形技術だけだ。」

という意見もあり、考えたくはないですが、

「スレッタやガンビットになった子供たちは孤児のアーシアンであり、整形で作られたエリクト・サマヤだ。」

というのがありました。

ほん怖すぎる。

 

 

またスレッタの洗脳、というか刷り込みが解除される日は来るのでしょうか。

笑顔で母を全肯定とは。

今回最後の温室の場面はちょっとゾッとしてしまいましたよね。

 

 

全体的に闇が深すぎる。。。

実際にはもう少しマイルドな設定になっていてほしいですよね。

 

 

2,総裁選の行方

2つ目は「総裁選の行方」です。

物語はグループの総裁選へ収束してきています。

現在はミオリネ、シャディクの出馬が決まりそうですね。

この2名は

  • ミオリネ→クワイエットゼロ計画の継続
  • シャディク→戦争シェアリングの廃止

という点で戦争収束への方策でぶつかっています。

ミオリネはスレッタに汚れ仕事をさせないために出馬するというプロスぺラの策略に乗ることにはなりますね。

 

 

また、ジェターク社の復活を期する意味でグエルは総裁に立候補するのでしょうか。

すると

  • ミオリネ(父が虐殺)
  • シャディク(テロ首謀者)
  • グエル(父殺し)

とそれぞれ暴露されては困る秘密があります。

その辺りが今後の話の肝になるのかなという感じがしますね。

 

 

 

第16話のまとめ


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というところで16話、以上です。

今回も非常にシリアスでした。

 

 

凄いなと思ったのは、

これほど場面が色々飛ぶのに、話が散らからず疾走感を感じているところです。

30分が早い。

今後クライマックスに向けてさらに激しくなっていくんですよね。。

 

 

大変楽しみであり、こわいです。

 

 

それではまた来週!

 

 

それでは

 

 

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