ガンダム水星の魔女第11話「地球の魔女」感想【ネタバレあり】

ガンダム水星の魔女第11話「地球の魔女」感想【ネタバレあり】

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今回は『ガンダム水星の魔女第11話』内容をダイジェストでまとめて、感想を述べていきます。

ネタバレありです。

 

 

今回は第1期最終話に向けて、

テロ事件に向かって、

ジェットコースターがキリキリと音を立てながら徐々に上っている。

 

 

そんな感じでしたよね。

舞台に演者が上がり、果たして、、、ということでそんな第11話です。

以下のような流れで振り返ります。

 

 

✓本記事の流れ

  • 第11話のあらすじ
  • 第11話ダイジェスト
  • 感想と考察

 

 

まずはあらすじと流れ(ネタばれあり)を確認し、感想・考察へいきましょう。

 

 

 

第11話公式のあらすじ

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改修中のエアリアルを引き取るため、学園を出航する地球寮の一同。

目的地は、ベネリットグループの巨大開発施設プラント・クエタ。

だがスレッタは、ミオリネとのすれ違いにまだ思い悩んだままで……。

 

 

 

第11話ダイジェスト(ネタバレあり)

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・タイトルアバン

力を合わせてプラントクエタへ向かう地球寮メンバー、もとい株式会社ガンダムのみなさん。雑務に取り組むスレッタは周囲の人に必要とされるべく、役に立ちたいと空回り。

10話の流れから、ミオリネにはわだかまりを感じてしまっていた。

 


・プロスペラとデリング

プロスペラとデリングがGUND-ARMについて話す。

エアリアルはパーミットスコア6を突破したというプロスペラ。自ら自分を「エルノラ・サマヤ」と呼ぶ彼女は、エアリアルが最終段階「クワイエット・ゼロ計画」への途上だと言う。

そんな彼女にデリングは言い放つ。

「今は私の計画だ」

 


・テロリストサイド

テロリストに捕まっている運送メンバーとボブことグエル、計画は動き始めている。

グエルはテロリストグループの用いるガンダム以外のモビルスーツがジュターク社のものだと見抜いていた。

「なぜお前たちがあれを持っている!?」

 


・便所飯

地球寮メンバー、昼休憩。しかしスレッタの昼ごはんが足りない。あるはずなのに。

自分の取り分を主張できないスレッタは一人で食事を取るのだった。

 


・ニカとミオリネ(艦橋にて)

みんなの牽引役としてミオリネはニカとの行動が多くなっていた。ニカはミオリネとスレッタの変化に気づいていた。

「みんながミオリネみたいにできるわけじゃないのよ」

「私が悪いように言わないでよ」

 

 


・ジェターク社とデリング

ジェターク社CEOヴィムはデリングに詰め寄っていた。なぜ評議会はガンダムを認めるのか。あなたの指示ではないのか。

デリングは売られた喧嘩を軽くあしらう。

「そういえば長男は見つかったのか?まずは自分のことに集中したらどうだ。」

激昂するヴィムは部屋を追い出されるが、狙いはテロ決行のために発信機を仕掛けることであった。

「2時間後に決行しろ」

ヴィムから連絡を受けたシャディク。

了解を告げ、通信オフ。そのままの口で言う。

「フォルドの夜明けに連絡だ。今すぐ実行しろ」

 

 

・ドミニコス艦にて

「知ってるか?うちの艦長、昔はエースパイロットだったんだってよ!」

「ええ、あの体型でか!?」

「…陰口は懲罰対象だぞ」

プロローグにも登場したケナンジ・アベリーが再登場した。

彼は宙域に蔓延り始めた違和感に気付きつつあった。

時を経た彼は、太っていた。

 


・魔女二人

プラントクエタにて。プロスペラと話すベルメリア。

ヴァナディースの信念だった医療GUNDの研究を続けるベルメリアを労うプロスペラ。プロスペラもスレッタについて褒める。

「ええ、自慢の娘よ」

 

 

・スレッタ、行方をくらます

プラント内、集合する株式会社ガンダム。

そこにスレッタの姿はなかった。

ミオリネはつぶやく。

「どこいったのよアイツ」

 


・母と娘、電話する

トイレ内のスレッタ、電話で母に気持ちを吐き出す。

友達が出来たというのは本当ではなかったのかもしれない。

みんなのことが分からない。

誰のことも信じられない。

「そう、私とエアリアルのところへいらっしゃい」

 


・ミオリネとスレッタ

そのとき、激しく叩かれるトイレのドア。

外にいたのはミオリネだった。

「全部聞いたわよ!」

思わず逃げ出すスレッタと追いかけるミオリネ。

体力がないミオリネは、虚をついてスレッタを摑まえる。

スレッタは向き合うのが怖かった。

ミオリネには「素直」が苦手だった。

それでも、話も想いもすれ違いながらも向き合う2人。

スレッタと出会えて良かった、ミオリネは言った。

「私が逃げなくて良くなったのは!あなたのおかげなの!」

「私から逃げないでよ。」

「1週間に2回は部屋を掃除して。」

「トマトは大事に育てて。」

「メールは1日3回送って。」

私の言うこと、信じられないの?

「信じます、わたしは花婿ですから。」

二人は分かり合えたのだった。

 


・そして、テロの始まり

「作戦開始だ」

鳴り響く緊急事態警報。

何かが起こっている。

 

「いいの?シャディク、あそこには...」

「運が良ければ、生き残れるさ」

 

容赦のないプラントへの攻撃。

揺れる地響き。

「裏切ったな養子野郎め!」

館内の通信は途絶、ミオリネとスレッタも離れ離れに。

そのとき、、

 

 

「アレアレアレ、スレッタ・マーキュリー!もう会えちゃった!」

「はじめまして水星の魔女さん。」

「私はソフィ・プロネ、地球の魔女よ。」

 

 

ガンダムルブリスソーンを操る地球の魔女は、

スレッタをその眼前にとらえていた。

 

 

第11話の感想と考察

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ということで始まってしまったテロ計画。

果たして株式会社ガンダムの面々やスレッタ、ミオリネの運命やいかに。

そんなところで今回の感想戦です。

 

 

クワイエットゼロ計画

さて、まず今回外せないのは、デリングとプロスペラの間で話されていた「クワイエットゼロ計画」なるものがどういうものか、というものでしょう。

会話の内容から察するに、これはガンダムエアリアルをはじめガンダムタイプのモビルスーツに搭載されているgundシステムの「最終到達地点」でまず間違いないと思いますが、そもそもこれまでのgundシステムについて整理しておきます。

  • ガンダム操縦時、パーミットと呼ばれる物質が発生する
  • パーミットは人体には有害である
  • パーミットは情報を伝達させる特殊な物質である
  • パーミットの動きを停止させる機器は開発されている
  • パーミットと人体の接続レベルはレベル1からのスコアで表示される
  • パーミットスコア2で人体と機器を神経接続
  • 同スコア3でガンビットを操作(遠距離神経接続)
  • 同スコアは6まで確認される
  • スレッタはスコア6を集団戦時に記録。
  • その際機体が青く発光。また対抗機器の停止妨害を逆に停止させた

ということで、作中はスレッタが1番高スコアを記録し、プロスペラもデリングとの会談の中でそのことに言及した結果、クワイエットゼロに最も近いのはエアリアルであると述べています。

また、エアリアルは4号エランとの戦いでも謎の発光現象を起こしたり、シャディクとの戦闘時には直接描写はないもののスレッタと意思の疎通をするような描かれ方をされています。

このようなことからエアリアルはガンダム機体の中でも特殊であるようですが、パーミットスコア最大値と言われる「6」を記録していることもクワイエットゼロ計画に関係しているようです。

 

では、クワイエットゼロ計画とはなんなのでしょうか。

 

ここからは仮説ですが、2つの可能性を挙げます。

  • ガンダムエアリアルの量産化
  • その量産機体を同時にコントロールする大規模戦術

という2つです。

つまり、パーミットという情報伝達物質を通し、1機ではなく複数機体を操る「1人ガンダム軍隊」です。

軍隊とは当然数十人、数百人による部隊ですが、一人で最強の軍隊を操れるとなれば人員コストもかからず技術もバラつきなく相手軍隊を殲滅させることが可能です。

 

またこの世界では「無人ドローン」という考え方もあるようですから、転じてドローンを使った秩序管理システムも作ることが可能なのではないでしょうか。

結論としては、パーミットを有効利用した少数人による世界統治です。

デリングは胸の内がなかなか読めない人物なので推し量るしかありませんが、娘に対する愛情が滲み出ている様子やプロローグでの発言から実は「後世のために戦争のない平和な世界を作り上げたい」という思想を持っている可能性はあります。

よって、雑音のない社会(クワイエットゼロ)なのではないでしょうか。

 

 

とはいえ完全にこれは妄想です。

コードギアスの見過ぎですかね。

 

 

派遣業の女達

さて、テロに加わっているガンダムルブリス部隊のソフィとノレアの2名は「派遣されている」ということがわかりました。

「フォルドの夜明け」のメンバーではないということですね。

これはホームページの公式キャラクター設定にも書いてあります。

 

 

ちなみに、

  • ガンダムルブリスウルのウルは北欧神話の決闘と狩猟の神、ハワイ語では希望の意味
  • ガンダムルブリスソーンのソーンはロシア語では夢、英語では棘の意味

だそうです。思わせぶりですね。

 

 

どちらもアーシアン(地球出身)のようですが、一体どこから派遣されてきたんですかね?

思想としてはスペーシアン(宇宙出身者)のことは嫌いのようですが、、、。

2期ではこの2名の出自やガンダムルブリスが誰の差金なのかが物語を大きく左右しそうな気がします。

 

 

ちなみに

察するに、プロスペラの縁者なのではという気がしています。

「自分もテロに巻き込まれたのだから犯人ではない」

という金田一少年的なアリバイ作りもありそうです。

要注目していきましょう。

 

 

集約する業

テロの標的となったプラントクエタ周辺には現在、

グエル、地球寮の面々、グエル父、フォルドの夜明け、ニカ、プロスペラ、デリング、スレッタ、ミオリネ

など、曰くある主要登場人物の多くが集まり人間関係を集約させています。

分かり合ったり、すれ違ったり。

ボタンを掛け違えたり。

引き金を引いてしまったりとか。

どうなんでしょうね。

 

 

次に向かうは第12話、1期最終話です。

戦闘もあるでしょうし、アッとさせられてしまう展開も予想できます。

 

 

脚本の大河内一楼さんといえば、あのコードギアスです。

コードギアスの第1期の終わりは、あんなでしたね。

 

 

座してみていきましょう。

 

 

水星の魔女第11話まとめ


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ということで、第11話でした。

盛り上がってきたというか、緊張感が出てきましたね。

弾ける前の風船です。

 

 

次回最終話、期待して待ちましょう。

 

 

それでは

 

 

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